犯される処女-1
【犯される処女】
「2人ともこっちに来て」
真奈美が隣の和室から声を掛けた。
真希がペットボトルのお茶で、気分を上げ下げしている内に、隣の和室に移動していたようだ。
和室には客用の布団が敷かれていた。
「ソファの上だったら、じっくりおまんこできないでしょ。さあどうぞ♪」
満面の笑顔で真奈美が言った。
「お母さん…」
例え犯されるにしても、少しでもそんな気分を感じさせないようにする心配りと、自分の気分を解すために、無理した笑顔で冗談ぽく言ってくれた真奈美に感謝した。
しかし、自分の娘が目の前で犯されるのだから、平気でいられるはずもない。
「とっとと終わらすから、早く来なさいよ」
真希は真奈美の心情を察して、そんな母親の苦痛を少しでも早く終わらすために、用意された布団の上に横になると、足を開いて両手で顔を被った。
真奈美の方は、そんな娘の心情を察することなく、開かれた娘の淫部を見てテンションが上がった。
「や〜ん、可愛いおまんこ丸見え」
(お母さん、ありがと。でもエッチな言葉はやめてね)
潤のテンションは真奈美以上に上がっていた。吸い寄せられるように思いを寄せていた相手の上に体を重ねた。
潤は顔を被った真希の手を掴んで、ゆっくりと外した。潤んだ大きな瞳と視線が合ったが、その目が見る見る内に険しくなって潤を睨みつけた。潤の胸がチクリと痛んだが、この母娘間の関係修復と、痛いくらい勃起する自分のために心を鬼にした。
本当は無理矢理犯す方がリアリティーがあるのはわかっていた。しかし、思いを寄せる者にトラウマを残すような責めはしたくなかった。
潤は険しくなった瞳を解すために、瞼の上に軽くキスをした。潤の思いが通じたのかはわからない。しかし、閉じられた瞼には険しさが消えていた。
気をよくした潤は、愛おしい唇に唇を重ねたが、また真一文字に閉じられた。ふっ、と苦笑いを浮かべた潤は諦めることなくもう一度それを試みた。さっきと違い、扉は直ぐ開かれた。舌を差し入れると直ぐに真希の舌が絡んできた。ほっとした潤は次の行動に移った。
真希は、被った手を外された時には、怖くて仕方がなかった。自分を見詰める潤の目を見て、それを睨むことで恐怖を怒りに変えて心の均衡を保とうとした。しかし、瞼にキスされて閉ざされてしまうと、その効果が薄まった気がした。
また、唇にキスされた。ロストファーストキスを思い返して、唇に力を込めた。しかし、2度目にキスをされると、とろけるような感覚を求めた真希の中の女が口を開かせた。スルリと差し込まれた舌に、反射的に自らの舌を絡めさせてしまった。
(これもこいつを興奮させて、早く終わらすためよ…)
後付けの理屈で自分に言い訳をし、とろけるようなキスの甘さを無視しようと心掛けた。
「あん…」
乳首に感じた快感に声を洩らした。続いてそれを口に含まれたことで、洩れる吐息が喘ぎへと変化した。