母から娘へのフェラチオ講座-7
「うふふ、もういいわよ。飲んでも」
モヤモヤする気持ちにお構い無しに、真奈美の言った言葉に真希は目を見開いた。
(うそでしょー!)
涙目になった真希は、精液を溢さないように、首を小刻みに振った。
「えっ?飲めないの?やっぱり初フェラでは無理か。じゃあ、仕方がない。お母さんが飲んであげる」
真奈美は、真希が開ける口の大きさに合わして自分の口を開けると、その真希の口に蓋をするようにカパッと口を重ねた。
(ううっ…セカンドキスはお母さんなの…)
真希は落胆した。ファーストキスは強姦魔の最低男に無理矢理奪われてしまった。葛藤の末、それは事故だったと割り切り何とか踏ん切りをつけた。そして【ときめくようなセカンドキス】に期待を持った矢先だった。
(つ、次よ。次が真のファーストよ)
前向きな真希は本当に愛し合える男との【煌めくようなサードキス】に期待を持つことにした。
真奈美は唇を重ねた状態で、真希の両頬に手を添えると、顔の角度をゆっくりと変えていった。真希の顔が下を向くに従い、口内に溜まった精液が真奈美の口内へと注がれていった。
その殆どを受け取った真奈美は、ゴクリと喉を鳴らしてそれを飲み干した。
「マジ…」
まさか本当に飲むとは思わなかった。真希はこんな時まで嬉しそうにしている真奈美を不憫に思った。
「お口開けてごらん。お母さんが口の中の残りを舐め取ってあげるから」
これ以上、真奈美にそれを強いるわけにはいかなかった。
「お母さんは、もう無理しなくていいよ」
真希は口内に唾液を溜めると、それで口の中をクチュクチュと濯いぎ、唾液と共に精液の残滓を飲み込んだ。
「あっ…」
それまで嬉しそうな表情だった真奈美が、真希の喉がゴクリと鳴るのを見て、心から残念そうな表情を浮かべた。しかし、喉越しに神経が集中していた真希はその変化を見ていなかった。
(あれ?意外!)
その喉越しは真希が思ったほど悪くはなかった。最低男のそれは、真希の口には合ったようだ。滓かに残る残滓を味わうために、再び唾液を溜め始めた真希に潤が声を掛けた。
「これ飲めよ」
本当は心根の優しい潤が、真希のことを思ってペットボトルのお茶を真希に差し出した。
「えっ?これって」
「口の中が気持ち悪いんだろ」
3分の1ほど減ったペットボトルを差し出された真希は、戸惑いの表情を浮かべた。
「こ、これ、どうしたの」