卑劣で最低な男-8
「そんなに譲り合わないで、3人で楽しめばいいじゃないか」
最低ついでに潤はさらに最低な提案をした。
「3人?」
「そう3人仲良く。これは譲れないよ。拒否するとどうなるかなあ〜」
潤は写したばかりの全裸の画像を、当事者の真希に見せた。
「ホント最低ね。わかったよ。やってやるよ。その代わり、写真は全部消してお母さんも解放するのよ。ということだから、お母さん、これが最後だから我慢してね」
「で、でも…」
「もう決めたの!」
ストレートな真希は、真奈美の言葉を遮ってこのやり取りに結論を付けた。
「でも、わかってるの?3人でするってことは…」
「そうだよ、真希もお母さんとするってこと。さあ、美しい母と娘のエッチなところを見せてくれよ。でないと…」
潤は真希の全裸の画像が映る画面をもう一度真希に向けた。
「ホント最っ低!お母さん、女同士ってどうやるか教えて」
真希は潤に軽蔑の視線を向けた後、優しい眼差しで真奈美に向き直った。
「えっ?」
真奈美は目を見開いた。
「早く」
恥ずかしさを隠すためか真希は急かした。
「真希、あなたそれでいいの?」
「いいの!それに、お母さんだって、ホントはあたしとしたいんでしょ。酷い目に合わせたからそのお詫びよ」
「本当にいいのね」
真奈美が念を押すと、真希は力強く頷いた。
ふと、潤を見ると嬉しさが滲み出る表情を浮かべて、自分達のやり取りを見ていた。真奈美は潤の締まりのない表情を見た瞬間、自分達を助けるためといいながら、結局は真希を交えてやりたかっただけなんじゃないか!と勘繰ってしまった。
(前に『親子丼したい』って言ってたし)
「お母さんたら、どうしたのよ」
真希の声で我に返った真奈美は「まあいいか」と踏ん切りを付けた。
「あっ、ごめんなさい。じゃあ、初めにあたしがしてあげるから、ソファに座って足を開いてくれる」
真奈美に促された真希は、ソファに座って遠慮気味に足を開いた。
「おー、ふっくらした割れ目だな」