ぶち切れた娘-7
「そ、それだけは赦して…」
娘に見せられるわけなく、咄嗟に口に出したが、真希の強張る表情を見て直ぐに失敗に気付いた。
「赦してだあ?」
案の定、真奈美の乳首にお仕置きの激痛が走った。
「あううっ…」
真希に芽生え始めた加虐性がどんどん大きくなってきた。しかし、それは髪を掴んだ時のような爆発的な暴力ではない。真希の中のそれは、より陰湿なモノ、精神を追い詰めるモノへと変化していった。
観念した真奈美は手にしたスマートフォンを操作して、シークレットアプリに隠していた画像アルバムを呼び出した。
【真奈美のエッチなおまんこコレクション】
智子が面白がって入力したアルバムの題名だった。変更しようとしたが、止められたのでそのままにしていた。初めは題名を見る度に嫌で仕方がなかったが、最近では卑猥な画像でオナニーする度に、その題名を見てワクワクするようになっていた。
「お前、何やってんだよ」
画面を覗き込む真希の呆れた声を聞いて、無理にも変えとけばとよかったと後悔したが、今さら遅かった。
「貸せ」
真希はスマートフォンを奪い取ると、小さく分かれた画像に触れて拡大すると、順番に画面をスクロールし始めた。
しかし、ある画像が出てきたところで、真希の操作する指の動きがピタリと止まった。真希は怒りの表情を向けると、真奈美の震える口許をギュウっと捻りあげた。
「ううっ…」
「お前、何を嬉しそうに咥えてんだよ」
画面は見えないが、口許の痛みに堪えながら、それが潤にフェラチオをした時の画像だったと真奈美は確信した。
「雌豚が!」
真奈美の口から手を離した真希は、100は優に越える卑猥な画像を次々に見ていった。
見知らぬ男にはめられて喘ぐ姿、複数の男に弄ばれている姿、オナニーシーン、放尿シーン、バイブレータを容れた淫部など、目を背けたくなるような画像ばかりだったが、真希は食い入るように画像を見続けた。
「お前、女にも興味があるのかよ」
智子との絡んだ画像も多く、智子の股間に顔を埋める真奈美の画像を見ながら、真希は呆れて言った。証拠があるのに否定したら、またお仕置きされる。真奈美は素直にコクコクと頷いた。
「マジかよ…。まさか、あたしをオカズにオナニーしてないだろうな」
ドキリとした。ここ最近、何度かしたことがあったからだ。真奈美が真希を意識してオナニーをするようになったのは、クルーザーで出会ったリーダー格の女が、自分の娘とレズ行為をしたのを見てからだった。目の前の禁断の行為に興奮し、和気あいあいと楽しむ母子の姿に、一種の憧れを覚えた真奈美は、その母子の行為を画像に残し、それを見ながら、自分と真希に置き換えてオナニーをしていたのだ。
しかし、そんなことは言えば、乳首に受けるお仕置き以上に責められることは必至だ。そう感じた真奈美は素早く首を横に振った。