発覚した母の淫らな行い-2
ここ最近、【カプGet】のモンスター集めで仲よくしていた母と娘だ。潤と知り合った経緯が、単純にその【カプGet】が切っ掛けだったと聞いて、何だかバカらしくなり、真希のわだかまりは急速に萎んでいった。告白ついでに、いつまでも子供扱いされることを踏まえて、真希はむくれ顔を真奈美に向けた。
(【子供じゃない】…そうよね…)
真奈美の脳裏に、さっきの真希のオナニー姿が浮かんだ。
「ねえ、聞いてるの?」
「えっ?えぇ…」
学校での動揺どころではなかった。娘のオナニーを見たこともさることながら、自分のセックスの相手に娘が恋心を抱いていたのだ。真奈美にとって、わだかまり程度で済まされない問題だった。
「そうだ。潤くんに変なことをしたり、言ったりしてないよね」
心ここに在らずの真奈美だったが、真希の言葉にドキリとした。
「へ、【変なこと】って?」
変なこと【しか】していなかった。それを問われて真奈美が思いつく【変なこと】とは、セックスのこと以外にはなかった。前日に、潤との行為の最中に口走った言葉が、真奈美の脳裏に甦ってきた。
『もっとして、潤くんのちんちんで、もっとおまんこ掻き回して』
気持ちよさのあまりに、口から出た言葉、それを思い浮かべた真奈美の股間が、またウズウズと疼き始めた。気付けば股間に手が伸びかけていて、慌ててその手をプラプラと泳がせた。
「もう、聞いてるの?あたしにするみたいに、潤くんを子供扱いしたりとか、あたしが朝、中々起きないことをばらしたりとか、とにかく娘にとって恥ずかしいことよ」
「だ、大丈夫よ。子供扱いしたことないし、真希のことは言ったことないよ」
子供扱いなどしたことはない。反対に、ここ最近の潤には大人の自分が翻弄されてばかりだった。
「えっ?あたしのことが話題になることなかったの?」
それはそれで、真希は少し寂しく感じた。
「え、ええ、プレイ、じゃなかった、ゲームのことばっかりよ」
実際、潤と会うときは真希の話題から極力遠ざかりたかったし、潤もそれを感じて、真希のことは持ち出さなかった。しかし、クルーザーの乱交以前にこんなことがあった。智子が『潤くんて、おばさんとばかりセックスしてるけど、若い子に興味は無いの?ほら、真希ちゃんとか』と聞いたことがあった。
『真希ちゃん?勿論、できるならやりたいな。真奈美さんも一緒だと最高だね』と潤が答えたので、真奈美はショックを受けていた。
『やあん、親子丼ね。真奈美さん、1回潤くんに親子丼やらせてあげたら』
智子の茶化しに、真奈美が泣き出したため、それ以来、潤も気を使って真希のことを話題から遠ざけてくれていた。
「そうなの。でもこれからも、変なこと言わないでよね」
「えっ?えぇ…」
「さあ、宿題しよっと。お風呂沸いてるからお母さんも入ったら」
心ここに在らずの真奈美に構わず、真希は自分のことをすることにした。この日は特に宿題が多かった。真奈美が言われるまま浴室に向かうと、真希は鞄から宿題を取り出してリビングのテーブルの上に広げた。