学校での淫ら行為-1
【学校での淫ら行為】
セックスが絡まない外出は久し振りだった。矢野に会うときは、本来の自分とは違う別人格なんだと無理矢理意識するために、普段は薄めだったメイクは濃くしていた。しかし、この日は普段の薄さに戻し、おとなしめのワンピースを選んでいた。
(これが本来のあたしなのよ)
ショーウインドウに映る自分の清楚な姿を見ながらそう意識をしようとしたが、結局、頭に浮かぶのは、家族に隠れてする淫らな行為のことばかりだった。歩きながらも、既に下着に染みができるほど濡れているのを自覚した。
画像のことについても頭から離れなかった。
(真に受けてエッチな画像を撮らなかったら、それを口実に責めれるんじゃ…)
これまでも理不尽なことで責められたことが多々あった。今までの経験上、矢野の言葉を素直に受け取ることはできなかった。
(時間があるわ)
学校に早く着いたこともあり、後で責められても困らないように、真奈美は淫らな写真を撮ることにした。実際のところ、そんな写真を撮る時間を作るために、早めに家を出ていたのが本当のところだった。
早めに学校に着いた真奈美は、体育館の裏や校舎の影、そしてトイレで、指で割れ目を開き、自分の顔が写るように下からを煽るように数枚の写真を撮った。
『矢野さんの肉便器の真奈美です。真希の学校で撮ったヌルヌルのおまんこ画像を送ります』
トイレの個室から、卑猥な文章を付けて卑猥な画像を矢野にメールを送信した。
「潤くんにも送らないと…」
真奈美がそう思ったのも無理はなかった。前々回、家庭の用事で矢野のマンションに行けなかった日のこと。その日は潤が矢野のマンションに来ていて、真奈美が居ないことを残念がったため、矢野から潤のところへも淫らな画像を送るように、折り返しのメールで指示されたことがあった。因みに潤は週1、2回程度の頻度で乱交に参加している。
前回は特に指示を受けなかったため、潤には送らなかったのだが、それを『気が効かない』と責められたのだ。
『潤くんの肉便器の真奈美です。潤くんと真希の学校で撮ったヌルヌルおまんこ画像を送信します』
今、その潤が学校に居るにも拘わらず、真奈美は律儀にその画像を潤に送信した。
潤は矢野の指示でスマートフォンにロックを掛けるようになっていた。真奈美から送られてくる卑猥な画像も、潤の家族や友人が容易に見られないように、受け取ると直ぐにシークレットアプリに移していた。
もし、問題が発覚した場合、真奈美や智子とセックスができなくなるため、潤がその措置を怠ることはなく、真奈美は安心して淫らな画像を送信することができていた。
潤宛に送信ボタンを押した瞬間、真奈美は子宮が疼くようなゾワゾワした感覚を味わった。
「はぁぁん…」
甘い吐息を漏らした真奈美の脳裏に、クルーザーで出会ったリーダー格の女が言った言葉が過った。
『あぁ…そ、そうよ…もっと楽しむのよ…ああん、いいわ…』
その言葉は、真奈美を悩みから解き放ってくれていた。
あたしは楽しんでいいんだ…
本当は画像を送らなくてもいいことを真奈美は理解していた。クルーザーの乱交以降、自分達に接する矢野の態度からもそれはわかっていた。しかし、真奈美はそれがわかった上で、敢えて画像の送信を続けていた。
もう真奈美は自分でも認めるようになっていた。淫らな画像を送信する時に、ゾクゾクする感覚を楽しむ自分がいることを。