ユイちゃん-2
「ユイちゃん、まずは上から脱ごっか」
男の声、恐らくカメラを持っている男が少女に言いました
(画面左の男をA、画面右の男をB、
カメラ持ってる男をCとします)
ユイちゃんと呼ばれた少女は暫く俯いたままでしたが
「あの事学校に言っちゃうよ?」
Aにそう言われるとブレザーのボタンを外し始めました
2つしかないボタンは直ぐに外し終わり、ブレザーを脱ぎます
Aがリボンをスルスルと抜き取り、次はコレだと言う様にブラウスのボタンを指でつつきます
ユイちゃんはチラリとカメラの方に視線を向けてから、ゆっくりとボタンを外し始めました
外し終わりブラウスを脱ごうとした所で再びカメラをチラリと見ました。
当然だけど撮られるのが嫌なんだと思います
「‥めて下さぃ」
消え入りそうに何かを言いましたが、よく聞こえません
「なに?」
聞き返されると、ユイちゃんは初めて顔をあげました
今にも泣き出しそうな表情で
「もう、こんなのやめて下さい!」
と今度はハッキリと言います
「今やめてくれたら誰にも言いません、辞めてくれなかったら警察に言いますっ」
強い口調でユイちゃんにそう言われても男達は慌てる事なく、余裕たっぷりの様子です
「いいぜ、警察いってこいよ
ま、その時はあの事バラしちゃうけどね」
「‥ッ」
あの事と言われた途端ユイちゃんの威勢はなくなり再び俯いてしまいます
「どう‥したらいいんですか。」
ユイちゃんは男たちの言いなりになる事を選んでしまいました