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【学園物 官能小説】

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堕ちていく身体-6

「相川ー」


「はい」


「五十嵐ー」


「はい」


どこにでもありふれた、出席を取る風景。


低い声で淡々と読み上げる芦屋は、至って不自然な所は何もない……が。


(…………!!)


再びあの、痺れるような快感が友美を襲う。


またしても友美は密かに身体を強張らせながら、押し寄せる快感の波に必死で抗っていた。


無意識に脚に力が入る。


モーター音が周りに気付かれるのではないかという恐れがあったからだ。


でも、周りは芦屋が出席を取っているという緊張感もあってか、誰も友美の異変に気付く人間はいない。


これさえ我慢すればいいんだ、と少し気が休まりつつも、ジワジワと責め立ててくるその無機質な愛撫に友美の身体はすっかり熱くなっていた。


声を出したいのに出せない状態。友美は拳を作ってその曲げた人差し指を噛むことで、どうにか堪えるつもりだけど、道具を使った行為の気持ち良さを今まで知らなかった彼女にとって、我慢はまるで拷問のようだった。


(先生っ……お願い……やめてっ)


そう訴えるように芦屋を見るけれど、彼は一向に知らんぷりで出席を取り続けていた。


「斉藤ー」


「はい」


「柴田ー」


「はい」


もうすぐで自分の名前が呼ばれるというのに、ローターはまだ友美の愛らしい陰核にピッタリ張り付いては震え続けている。


ゾワゾワと全身に広がる鳥肌、滲み出す汗。


友美の身体は、またしても限界ギリギリの所まで来ていた。




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