クラスメート・恵理と(SM)-4
「自分の目で見たものが信じられないのって初めて……」
「ごめん、ショックだった?」
「ショックよそれは……だって学校で一緒の娘が縛られて吊るされてムチで叩かれて、あそこに機械を挿れられて、三人いっぺんに相手させられて、お尻の穴にも挿入れられて、気絶するまでセックスされて、気絶してもまだされたのを見せられたのよ……」
そこまで一気にしゃべって深いため息をついた。
「……桔梗ってさ、すごく大人っぽい雰囲気あるでしょ、あたし、それが気に入らなかったの」
「恵理の方が大人っぽいよ」
「そうよ、あたしの方がおっぱいも大きいし、お尻だって丸くなって来てるわよっ…………それなのに……なのに全然敵わない、って感じで……男子も女子もみんなそう思ってるみたいだったし……」
「恵理の水着写真、私も見たわ、大人っぽく見えたよ」
「あの写真、わざと落としたの……」
「みんなそう噂してたけど……」
「そのとおりよ……クラスの男子が桔梗を見る目って、なんか違うのよ、他の娘を見る目と……なんて言うか……大人の女性として見てるみたいな……」
「そんなこと無いんじゃない?」
「気が付いてないの? エッチな目よ」
「そう?」
実際、そう感じないことも無かったが、撮影現場でエロを生業にしている大人の視線を浴び続けている桔梗には他愛の無い程度にしか見えない。
「……桔梗にとってはそうかもね……エッチって言ってもたかが小学生だものね、プロの男の人たちにあんな事されてる桔梗には大したことはないよね……」
「そうかもね……慣れすぎてるかも」
「他にもあるの?ビデオ」
「ええ、八歳の頃からだから六十本くらいある」
「そんなにたくさん、そんなに前から?……みんなあんなに激しいの?」
「最初の頃のはそうでもないよ、縛られたりもしてないし……でも私ももっと小さかったからきつかったけど……最初に挿れられた時のは自分でもあんまり見たくない」
「無理やりされたの?」
「まあ、そうね……五歳の頃から写真は撮られてたから、セックスってどういうことかは知ってたし、いつかはされちゃうってわかってたけど、死ぬかと思うくらい痛かったわ」
「そんなに痛いの?」
「だって八歳だったもん、大人の男の人のアレ入れられたら……恵理は体も大きいしおっぱいも膨らんで来てるけど、高校生くらいまでは待った方が良いよ、その頃なら痛い事は痛いけど我慢できる程度だそうだし、人によっては最初から感じるみたいだから」
「憶えとく……血が出た?」
「シーツが真っ赤になった」
「酷い……やっぱりお父さんに言われて?」
桔梗の父親がろくでなしなのは知れ渡っている、度々児童委員や役所の訪問を受けていることも……。
「そう、裸のモデルは五歳の頃から……五歳の頃は恥ずかしいなんて思わなかったし、裸の写真撮られるだけで美味しいもの食べられたりしたから……ずっとそうやって暮らして来てるの、私が裸になることでお金を貰って……」
「酷いなぁ……」
「正直、逃げ出したかった……でも小さい頃はお父さんがいないと生きていけないと思ってたし、今は私が居ないとお父さんは生きていけない……」
「……ごめん……桔梗が大人っぽいのは当たり前ね、生きていく為に体を張るなんて……あたしには想像も付かないや……」
「そんなに悲壮な感じでもないのよ、私本当に感じてるし、縛られたりすることも……」
「嫌じゃないの?」
「最初は嫌だったけど、最近はそうでもない……って言うか、感じてるのは確かだし」
「全然敵わない……って言うか、レベルが違いすぎる……桔梗と張り合おうなんて最初から無理な話ね、相手にされなかったのも当然だな……なのにそれに腹を立てたりして……」
「いいのよ、気にしてないから」
「許してくれるの?」
「本当に気にしてないってば」
「ありがとう……」
「だけどこれ見たのって、くれぐれも秘密にしてね」
「もちろんよ……二人だけの秘密ね」
二人は顔を見合わせて笑い、その日以後、二人はクラスメートが目を丸くするほどの仲良しとなった……。