クラスメート・恵理と(SM)-3
「えええええっ?」
イラマチオをしていた男が桔梗にのしかかると、恵理が思わず大きな声をあげる。
「しぃっ、アパートなんだから大きな声を出さないでよ」
「だって……この人、お尻の穴に……」
「そうよ、アナルセックスって言うの」
「お尻の穴でしょ? そんなことして大丈夫なの?」
「う〜ん、何とか大丈夫って所かな、最初にされた時は体が二つに裂けちゃったかと思ったけど」
画面の中の桔梗もさすがに『痛い、痛い』と呻いている。
「……ぞっとする……」
挿入されると痛むというアナルに屈曲位でペニスを突きたてられて呻いているというのに、もう一人の男優が桔梗の顔に跨るようにしてイラマチオを始める、ベッドに押し付けられて逃げ場のない桔梗は喉の奥までペニスを突き立てられ、呻き声もあげられなくなってしまう。
ようやくアナルとイラマチオの同時責めから解放された時、桔梗は体を二つ折りにされたまま動かない……いや動けないのだ、桔梗の瞳は上に隠れそうになっては戻る動きを繰り返している。
「これって……」
「意識が飛びかけてるね……実際、この辺りから記憶がないの」
「桔梗……あたし、気持ちが悪い……」
恵理は本当に少し青ざめている。
「もう止める?」
「あと少しなの?」
「ええ、あと二回の挿入で終わり」
「まだ後二回も……でも最後まで見る……」
ぐったりとして動かない桔梗を二人の男が肩を両側から抱え、空いた手で片足づつ持ち上げて横たわった男のペニスの上に降ろし、左右によじる様に回転させる、挿入している男優は腰を突き上げ、桔梗の小さな体は回転しながら跳ね上がりそうに上下している……桔梗の頭は大きく上下に揺れていたが、遂にがっくりと仰け反ってしまう、男優がピストンをやめ、回転も止められる……男優に跨らされた桔梗の体はどこにも力が入っていない、支えられていた手を離されると、軟体動物のようにふにゃりと背中が曲がり、崩れ落ちるように男優の上にうつぶせに倒れてしまう。
すると男優が桔梗の頭を少し持ち上げてカメラに示す……男が桔梗の瞼をこじ開けてカメラに示すが、瞳はそこにはない。
「気絶したの?……」
「そう、私、体力がないのよね……」
桔梗の口調には残念そうな響きがある。
(ここまでされて……体力があったらもっと続けられたのにって風にも聞こえる……)
恵理はぞっとした。
更に画面が追い討ちをかける、気絶している桔梗を仰向けに転がすと足首を掴んで大きく開脚させ、改めて挿入し直したのだ。
「こんなのって……酷過ぎるよ……気絶してるのに……」
「これが最近の私のビデオのお決まりになっちゃった、本当に気絶してることを示す意味もあるみたい」
「……なんてことを……」
男優にのしかかられ、挿入されて、ベッドの上で跳ね上がらんばかりに突きまくられても桔梗に反応はない、死んでいるかのように動かず、ただただピストンを受け止めて人形のように揺らされている。
大きく広げさせられた脚はピストンのたびに上下に揺れ、背骨にすら力が入っていない上半身は大きく波打つ、それでも桔梗の意識は戻らない。
男優が桔梗の中で果て、ペニスを抜く場面がクローズアップにされる、桔梗の小さな無毛のヴァギナは目一杯広がってペニスを包んでいる、根元まで入っていたペニスがゆっくりと抜かれ、桔梗のヴァギナが元の割れ目に戻る、大量の精液を搾り出しながら……。
カメラは引いて行き、後ろ手に縛られたまま、意識を失って横たわる桔梗の全身をしばらく捉えた後、桔梗の頭からつま先までをゆっくりとアップで舐めて行く。
長い髪は大きく扇型を描いてベッドの上に広がり、僅かに開いた瞼からは白目が覗き、口元には振りかけられた精液がこびりついて口角にも白い泡、細い首筋には汗がにじみ、僅かに膨らみかけた胸には縄が食い込んでいる、臍の周りにも精液が溜まり、蹂躙されつくした割れ目とアナルは赤く充血して精液を垂れ流している。
クラスメートの無残な姿に恵理は目を覆いたくなるが、当の桔梗は他人事のように画面を眺めている。
もう一度カメラは引いて行き、大の字になったまま横たわる桔梗を写し出してホワイトアウトした……。
「まだ気持ち悪い? お水持ってこようか」
「うん、お願い……もう気持ち悪くはないけど、喉がからから……」
恵理は桔梗が持って来た水を一気に飲んで、大きな溜息をつく。