大沢商事にて-4
大沢は若い頃から色好み、今まで抱いて来た女は三桁に達するかも知れない。
しかし、桔梗はこれまでに抱いて来た女の誰とも全く違っていた。
体の小ささに比例するように膣は狭い、しかし、同時に桔梗の性体験はそこらのソープ嬢顔負け、その膣は充分にこなれて柔らかくもなっている、柔らかい肉にギュッとペニスを締め付けられる……極上の味わいだ。
桔梗の反応もまた官能を刺激する。
十三歳と言っても、桔梗の体はせいぜい十〜十一歳並みの大きさ、その体で百戦錬磨の大人のペニスを受け入れるのだ、きつくない筈はない。
実際、大沢の感覚もそうだ、たっぷりの蜜で滑りは良くなっているが、肉を掻き分けて無理矢理ねじ込んで行く感覚がある。
しかし、桔梗のもらした喘ぎには甘い響きがある……そして、眉をぎゅっと寄せたその表情はきつさと快感がない交ぜになっている表情に見える……。
「体位を変えてもいいかね?」
大沢がそう言ったのは、色々試したいということももちろんあるが、このままピストンしたらあっという間に果ててしまいそうだったからでもある。
「あ、はい……」
大沢は桔梗を仰向けにして汎用責め台に寝かせる。
汎用責め台はほぼテーブルの高さ、女をそこに寝かせれば、男は無理のない姿勢で挿入、ピストンができる、腰の力をダイレクトに女体に伝えることができるのだ。
一度挿入したことで、この小さな体を貫くことに戸惑いはなくなった、大沢は桔梗を思い切り串刺しにした。
「あうっ……ああ……」
「うう……締まるな……元から狭いがそれだけじゃなさそうだ……意識して締めているのかな?」
かすかに桔梗が頷く。
「なるほど大人顔負けだ……わしはいい加減腰にもガタが来てるが、お前さんならこんなことも出来そうじゃ」
抱え上げて駅弁スタイルになる。
「あうっ……奥に当ります」
「わかるよ、わしにも……こんなことは久しぶりじゃ」
若い頃はそんなことも良く言われたが、五十歳を超えてからというもの、勃起力が弱まったのかすっかり言われなくなっている、だが、今は勃起も充分、加えて相手が小さい。
「うむむむ……」
大沢が腰を使うと、桔梗はしがみついてきて背中に爪を立てて来る。
「あああ……いい……逝く……」
「わしもだ……うおおお……」
大沢は桔梗の中に精液をぶちまけ、桔梗を責め台に寝かせる。
「門村さん」
「はい?」
「買おう、この娘、一晩いくらで売る?」
「いつもは十五ですが、この娘は特別ですからね、三十でいかがで?」
「三十か……」
「高いですか?」
「いや、またとない見ものになることは間違いない、三十万なら安いくらいじゃよ……」
>
「里子、またショーをやらんかね?」
「やらんかね? だなんて水臭い……やるに決まってるじゃありませんか」
「ただな、今度の娘はだいぶ普通じゃない」
「これまでだってそうだったじゃありません?」
「これまでとはレベルが違うぞ」
「まあ、一体どんな娘なんですか?」
「十三だ」
「え? 何が?」
「歳じゃよ、十三歳だ」
「ちょ……ちょっと待ってください、それじゃ、そもそもセックスすら……」
「全く問題ない」
「どうしてわかるんですか?」
「実際に抱いた」
「まあ……」
「体が小さいだけで感度も何も大人と変わらん、この前の絢子よりずっと性的には成熟しとるじゃろうな」
「本当ですか?」
「嘘をついても仕方がなかろう? 言われてもいないのにわしのペニスを引っ張り出してフェラを始めた、イラマチオもOKだと言うんで、腰を使ってみたら喉の奥まで飲み込む、尻を突き出すんでバックから挿れて、最後は駅弁だ、72歳で駅弁が出来るとは思わなかったよ」
「ずいぶん頑張りましたね、腰は大丈夫ですか?」
「ああ、十三と言っても実のところ十歳位にしか見えん、それほど小さい」
「どれ位?」
「身長は百四十もないじゃろうな、体重は……良くわからんが、三十キロはないだろうな」
「なんと言う……私の半分位ですよ、井上君なら三分の一……」
「その体で感じまくって喘ぐんだ、大人顔負けだよ、おまけにSM調教まで受けてる」
「調教?……いったい誰に?」
「五歳から裏本モデルをやってたそうだ、本番ビデオは八歳から、十一の時からはSMビデオだ、それだけじゃない、親父にも調教されとる、飲んだくれのろくでなしだったそうじゃ」
「だった、と言うのは?」
「ああ、死んだそうだよ、それで門村さんもその娘を……桔梗と言うんだが、とにかく事務所に住まわせて、中学に通わせてるらしい」
「まあ、慈善事業みたい」
クスリと笑う。
「いや、若い者の世話をしてるおばちゃんの手伝いをさせてるらしい、真面目に良く働いてくれるから食わせて学校に通わせてもお釣りが来ると言っとるよ」
「確かに十三歳じゃ風俗では使えませんからね」
「だが門村さんは天性のM性を錆付かせるのは惜しいと思ってるらしい」
「門村さんがそこまで見込んでるんですか……名前は何と?」
「桔梗だ」
「奇麗な名前……」
「ああ、見た目にもぴったりじゃよ、大人しい感じだが凛とした雰囲気もあって、いわゆる醤油顔だしな」
「十三歳で小さくて、でも経験豊富でSM調教も受けてて、知的な可愛い娘……なんだかぞくぞくしてきました」
「ああ、桔梗も責めが恋しいと言っておったよ、何しろここのショーくらいしか機会はないだろうからな」
「十三歳では表には出せませんものね」
「一部のマニアには大うけだったそうだが、写真やビデオがネットに出回っちまって危なかったらしい、もうあんな危ない橋は渡れないと言っておったよ」
「ショーの前に一度逢ってみたいですねその娘に」