未亡人-1
由美との変態Ⅿプレイをしてから、由美の監視が強くなって来ました。
少し、調子に乗り過ぎた感が有りますね、でも浮気が止められないマサです。
由美の離婚が成立したら、多分一緒に住む事になるでしょうから、それまでが独身生活を謳歌しないと、後悔するからね。
<あの〜、すいません、コーチは子供は教えて頂けないのかしら?>
そう言って声を掛けて来たのは、40代後半の女性でした。
(子供ですか?昔は教えていましたが、今は指導方法も違うから・・・)
<選手にするつもりなんて無いんです、ただ泳げるようにして欲しくて>
学生の頃に、泳げない子を夏休みに集めて、よく泳げるようにして上げたから、自身は有りましたが、何十年も教えて無いので、どうするもんかと・・・。
<1か月で良いので、お願いします。>
(それで、お子さんは何歳ですか?)
<今年小学校に上がりました、7歳です>
どうみても、この女性は40代後半、かなりの遅い子供だな〜、でも色っぽいな〜。
そんな事を考えていました。
<実は、私40歳で結婚して、直ぐに授かったのですが、子供がお腹に居る間に、主人が急死してしまって。>
(それはお気の毒に、貴女の年齢で、1から子育ては大変だったでしょう)
<頑張って水商売やりながら、取り敢えず、今年、小学生になれました>
そう言って、マサに名刺を渡します。
スナック蛍 水島百合子
マサの自宅から、そう遠くは無い住所でした。
これは、チャンスかも知れないとマサは思いました。
(解りました、1か月間、土日毎週で月に8回で、泳げるようにしましょう)
<本当ですか?有難う御座います。>
(但し、私のやり方には一切口出さないで下さい、それと息子さんに少し厳しいと言っておいてください)
<解りました、私も厳しく育ててるので、よく言っておきます。それで授業料は?>
(必要ないです、百合子さんの熱意で受けたのですから)
<それは駄目ですよ、ちゃんとおっしゃって下さい。>
(それじゃあ、泳げるようになったら、私とデートして下さい、冗談ですよ)
<解りました、コーチのような素敵な人なら私からお願いしたい位だからフフフ>
そうして、百合子との出会いが始まりました。
2週間も教えると、息継ぎも出来るようになり、10m程ですが泳げるようになりました。
本人も楽しいらしく、マサが厳しい事を言っても、素直に聞きます。
1か月過ぎの最終日に、百合子を呼んで、最終試験の25m完泳を見せて上げました。
<コーチ、有難う御座います、私息子の一生懸命泳ぐ姿見て、感動して泣いちゃいました>
(息子さんも、よく頑張りましたね、後は、本人が頑張れば、何メートルでも泳げますよ)
<本当に嬉しいです、コーチ近い内に、私のお店に来てくださいね、歓迎します>
(じゃあ、話は早い方が良いから、明日夜にお邪魔します)
そんな会話をしながら、その場を後にしました。
百合子さん、本当に喜んでいたな〜、やはり溺愛してるんだろうな、あの涙は、こちらももらい泣きしそうだったなんて思いながら、既に翌日の事を考えていました。
(こんばんわ、お言葉に甘えて来ました)
<あっ、コーチ、いらっしゃい。どうぞどうぞ>
百合子の店は、カウンターのみで、10人も入れば満席のこじんまりしたスナックです。
カラオケも無くて、会話を妨げない程度のJAZZが流れています。センスの良い小物がディスプレィされて、感じのいい店です。
殆ど、百合子一人で切り盛りしてるらしく、忙しそうにしていました。
<コーチ、何飲む?>
(じゃあ、バーボンを1本キープして下さい、メーカーズマークが有ればそれで)
<銘柄まで指定されるなんて、好きなんですね。解りました、赤しか無いけど>
百合子は、キャップに施されてる蝋を器用にはぎ取り、ロックで注いでくれます。
鼻に抜ける、バーボン独特の香りが、マサを癒します。
時刻も11時を過ぎた辺りから、他のお客が帰るようになり、12時前にはマサが最後の客となりました。
<コーチちょっと待ってて、表の電気消して来るから>
百合子はそう言って、閉店準備を始めました。
<フ〜ッ、今日も疲れたわ、私も飲んじゃおう>
百合子は、マサの横に座りました。
プ〜ンと香水の香りがマサの鼻腔を刺激して来ます。
<コーチ、乾杯>
2人はグラスを合わせます。
<コーチ、本当に有難う御座いました、あれから息子は、毎日のようにプール行ってますよ、最近ではスイミングに入りたいなんて言い出して>
(そうですか、それは良かった。彼は素直だから、吸収が早いですよ)
<それにコーチは上手いって、厳しいけど面白いって言ってました>
(まぁ、指導なんて、本人を飽きさせないようにすれば良いだけですから、頭ごなしに怒ったりしても、ダメですからね)
<何か、今夜は楽しいです。良かったわ、コーチで>
酒が進むにつれて、百合子の色気が増して来ます。目は潤み始め、体温で温められた、香水と百合子の身体から香る匂いで、マサの気持ちも昂ります。