性交 後編-4
初めてセックスをした。
真琴さんに女にしてもらった。
気だるくて、浮き輪に乗ってユラユラ波間に漂っているみたい。
身も心も、お尻の穴もすっかり柔らかくなってフニャフニャになってる。
お尻の穴が濡れた感じがして、まだ異物感がある。
真琴さんが入った名残りだと思うと、愛おしくなる。
真琴さんは私の手を取って、自分の肛門に導く。
指を沿えて二人で仲良く真琴さんの直腸に侵入する。二本の指がスムーズに入る。
あった。
ウンチ。
さっきより下に降りてきてる。
もう驚いたりはしない。
真琴さんと一緒なら、どんなことでもできる。
真琴さんの指がリードしてくれる。
柔らかい直腸を傷付けないように、二人で優しくウンチを引っ張り出す。
開いてる方の手で、自分の肛門に中指を挿れてみる。
来てる、私のウンチも降りて来てる。
準備はすっかりできてる。
真琴さんが導いてくれた。
自分が何をすべきか、もう分かってる。
「真琴さん、見ていてください」
「うん」
M字開脚して、真琴さんにちゃんと見てもらう。
真琴さんから取り出したウンチを、自分のお尻の中に押し込んだ。
「あ、あ…」
喜びにのけぞる。
真琴さんの感触が、身体の中心に向かって進んでくる。
「あは…」
嬉しい。
好きな人が自分の中に入るのは幸せ。
二人のウンチがぴったりと寄り添ってる。
「一つになろう」
「はい!」
お尻の中で、指をゆっくり掻き回す。
二人のウンチが、私の中で一つになる。
「私のウンチ、好き?」
「はい、大好きです」
真琴さんは、私を優しく胸に抱いてくれた。
私、勘違いしてた。何も知らなかった。
ウンチが汚ないなんて嘘だ。
ウンチは、『こころ』が『かたち』になったものだった。