廃屋で-3
里子は幸恵を立ち木から解くと片足を枝にかけた縄で吊り上げる、不安定な格好で幸恵が立っている。
「井上君、後ろから支えてあげて」
「いや、その役目、わしにやらせてくれんかね?」
大沢が申し出る。
「幸恵、いいな?」
「お願いします……社長」
「じゃあ、そういうことで」
里子は微笑むと脚を吊られて剥き出しにされた幸恵の性器に指を滑り込ませる。
「あああああっ……」
身悶えする幸恵を大柄な大沢ががっちりと抱いている、幸恵は大沢にすっかり身を任せて悶える。
「ああああああ……あああああああああ……」
「潮吹き、行くわ」
「うああああああああああああああああああ……あああああああああああああああ……」
幸恵の悶え声がひときわ大きくなり、潮が勢い良く噴出す。
「あ……ああ……あああ……」
絶望的な声を漏らす幸恵に大沢が諭すように言う。
「安心しろ、小便じゃない、潮だよ、幸恵は潮吹きをしたんだ」
「潮……吹き……」
「そうだよ、愛液をほとばらせた……」
「ああ……」
深い、穏やかな溜息と共に大沢の胸に頭を凭せ掛ける……。
里子は一旦幸恵の左脚を降ろすと、胸縄をかけていく。
「吊るのか? 幸恵を」
「ええ、吊ります……良いわね?」
「……吊って……下さい……」
幸恵の瞳はうるうるとし、また一筋の涙が頬を伝う。
「こんなに……感じるなんて……」
里子は胸縄に掛けた吊り縄を枝にかけ、緩く調整すると両膝、両足首にも縄をかけ、吊り縄を枝にかける。
「幸恵ちゃん、大沢さんにうつ伏せに抱いて貰って」
「こうでしょうか?……」
「それで良いわ、大沢さん、ちょっとの間抱き抱えてあげてください」
「ああ、任せろ」
「井上君、上げるわよ、それっ」
「あああああ……」
幸恵はうつ伏せの状態で水平に吊られた、両脚は大きく開いた形で吊り上げられ、性器が丸出しになっている。
里子はそこに指を這わせる。
「あああああ……」
「ここをどうして欲しい?」
「挿入れて……挿入れて下さい……」
「バイブを?」
「ああ……アレを……男の人のアレを……」
「社長にお願いする?」
「……社長……お願いします、挿入れて下さい……私を貫いて……」
「大沢さん、まさか断りませんよね」
「ああ、冗談を言っちゃいけない、さっきからこいつのやり場に困ってたんだ……幸恵、行くぞ」
「ああああ……早く……ああああっ……固い……社長……固いです」
「ああ、わしもいつになく興奮してる……幸恵の中が熱い、熱いぞ」
「ああああああああああ……逝かせて……逝かせて下さい……」
「ああ、言われるまでもない」
大沢は渾身の力を込めて幸恵を突く。
「あああああああ……いい……ああああああああああああああああ……逝きます……
あああああああああああああああああああ……」
「おお、わしも逝く……逝くぞ……」
「あああああ……あはぁ…………」
同時に果てた二人が荒い息をついている。
「里子……わしに脳溢血を起させる気かね……」
「とんでもない、こうやって血流を促せておけば脳溢血でぽっくり逝くこともなくなりますわ」
「いい加減なことを……もっとも今ぽっくり逝っても本望だが……幸恵、とても良かった……ありがとう」
「そんな……私こそ……」
大沢が離れても幸恵はまだゆらゆらと揺れている。
「もう一人いるけど……」
「はい……お願いします」
「ただね、彼のはちょっと普通じゃないのよ……井上君」
「はい」
「見せてあげて」
「了解です」
井上がズボンを下す。
「……うそ……」
幸恵の目が丸くなる。
「そんなので突かれたら……」
「ええ、もうわけがわからなくなるわ」
「壊れちゃう……」
「そうでもないわ、まだこれで壊れちゃった女はいないんだけど……女はあそこから赤ちゃんだって産み落とすのよ」
「……」
「どうする?」
「ゆっくり……ゆっくりお願いします」
「井上君、聞いたわね?」
「はい、しっかりと」
井上が幸恵の後ろに廻る……幸恵の目が大きく見開かれる。
「あああああああああああああああああああああ……大きい……ああああああああああああああああああああ……」
「ちゃんと入ったわ」
「ああああああああああああああああああ……もういっぱい、あそこの中が……」
「そうね、いっぱいになってると思うわ……」
「あああああああああああああああ……ああああああああああああ……ああああああああああああああ……」
井上がピストンを始める。
「逝く……これは……あああああああああああああ……逝く……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……がは」
幸恵は一度大きく背中を反らして頭を上げるとがっくりとうな垂れる。
「井上君は? ちゃんと逝けた?」
「ええ」
「じゃあ、降ろすわ、手伝って」