夜這い-14
15.
尻の下で行き場の無い男根が、割れ目を追いかけて伸びてきた。
美佐子が腰を引いた。両足を昇の尻の下に刺し込んでくる。
昇の股間から、恥毛を従えた肉棒が猛々しく勃起をしている。
美佐子は両手に肉棒を包み、唇に咥えこんだ。
「うっ〜ううう〜っ」
雁首に美佐子の生暖かい舌が絡む。
挿入とは違った新鮮な性感に、亀頭は震えて、傘を拡げる。
ちゅぱっ〜ちゅぱっ〜ちゅぱっ〜〜〜〜
舌は肉棒の下を嘗め回し、唇は包皮を根元まで扱いては戻り、また扱く。
昇は我を忘れて快感に酔った。
「美佐子さん〜〜もう止めて〜〜やめてぇ」
肉棒が一際膨らんで、固くなった。
口いっぱいに溢れて固くなった昇のモノが、脈を打った。喉に飛沫が当たる。
「うっ」
肉棒に歯を当てないように気をつけながら、美佐子は口を窄めて飲み込んだ。
幼い時、母親に作ってもらった葛湯を思い出した。
「僕は未だ修行が足りないなあ」
「いいのよ、いいのよ」
美佐子は、すっかり萎えて親指ほどに萎んだ男根を撫でた。
「飲んじゃったわ」
「精液ってタンパク質なんでしょう?お腹に入って吸収されて、私の細胞になるのかしら?」
「そうしたら、僕と美佐子さんは他人じゃなくなる」
「嬉しいわ、昇さんと夫婦にはなれないけれど、赤の他人じゃなくなるのね」
昇は、腕の痛みで目が覚めた。
腕に乗っている美佐子の頭をそっと持ち上げて、腕を外す。
昨夜、風呂を出た後、裸身を絡ませ、昇は美佐子の股間に手を当て、美佐子は昇の肉棒を握ったまま寝込んでしまった。
「起きたの?」
「うん」
「おチンチン元気になったわ」
「朝は、一番元気なんだ」
昇が枕を引き寄せると、美佐子は腰を上げた。昇は尻の下に枕を押し込んだ。
肉棒に、昇はたっぷりと唾をまぶした。
美佐子は二本の指に唾を取り、膣口に塗りこんだ。