夜這い-13
14.
川越街道はラッシュを過ぎて、スムースに流れている。
昇は左手をハンドルから外して、美佐子の手を握った。
「どこか静かな所で、二人でゆっくりしたいわね」
かねてからの美佐子の求めに応じて昇は、美佐子の夫の出張を見極めて一泊ドライブ誘った。
一年目の定期検査で、夫の由紀夫の不能が回復しつつあるのを知った。
「ご主人が回復したら、ご主人との夫婦生活を大事にしてください」
二人の関係が終わりに近づいたのを知った昇は、美佐子が望んでいた静かな所でゆっくり過ごして別れの想い出にしたいと美佐子を誘ったのだ。
江戸の情緒が残ると最近とみに人気の川越。川越はかつては薩摩芋の産地として、戦後の食料不足にあえいでいた東京人の飢えを支えた農業地帯だった。
荒川に流れ込む支流の入間川が流れている。
川越の手前で街道を右に折れて、入間川に向かう。川に沿ってゴルフ場が広がり、青々とした空と緑の空間が広がる。
観光客の押し寄せるようなところではないので、昇は以前に友人に誘われてゴルフに来て泊まったホテルに向かった。豪華ではないが、静かで暖かい雰囲気があった。
ホテルの裏の川沿いの駐車場に車を停めた。
初秋の夕暮れは早くも日が落ちて、川に掛かる橋の照明が点々と橋げたに沿って連なる。
昇は美佐子を風呂に誘った。
一緒に風呂に入るのは、多分これが最初で最後になるのだろう。
恥ずかしがる美佐子を先に入れて、昇は後を追った。
洋風のバスタブに身体を伸ばす美佐子と向かい合わせに、昇も身体を横たえた。
美佐子の腿の下に両足を押し込むと、美佐子の尻は浮き上がって、湯の下でゆらゆらと揺らめいていた黒い影が湯面に浮き上がった。
両手を伸ばすと、恥毛を掻き分けた。ピンクの花びらが割れて、童貞を捧げた小さな暗い穴が覗いた。
両手を尻の下に差込み、上体を屈めてクリトリスを吸い込む。
クチュクチュ〜〜クチュクチュ〜〜〜
唾が溢れて割れ目に流れた。
舌を伸ばして穴から舐め上げる。
「昇さんっ〜ノボルさんっぅ〜〜」
美佐子が腰を突き上げて震える。
舌先を穴に差込み、レロレロと嘗め回す。
フッ、ふっ、フッ、ふっ〜うっ〜ウッ〜
クリトリスの下まで舐め上げ、上歯に挟んで甘噛みする。
「駄目〜だめ〜ダメエェッ」
尻を突き上げ、昇の頭を押さえつけて腰を震わせる。
「ふうう〜う〜うっ」
突っ張った足が緩んで、腰が落ちた。