性交 前編-1
お姉ちゃんが折れた。
折れてくれた。
真琴さんとずいぶん話し合ったんだと思う。
絶対に一度だけという約束で、私が真琴さんに抱かれる事を許してくれた。
お姉ちゃんはかん大だと思う。
真琴さんの待つアパートに行く。
お姉ちゃんは留守にしてくれた。
「服、脱ごっか?」
「は、はい」
二人で服を脱ぎ始める。
「ハルちゃんは妹思いだね」
「はい…。偉いと思います。私、何から何まですみません」
わ、真琴さんの下着、可愛い。
薄ピンクに刺しゅうがしてあって、とてもきれいな下着。
私、一番新しいのを着て来たけどちょっとザンネン。
下着姿の真琴さんは、同性の私でもドキドキする大人の女性だった。
なんてことない仕草が色っぽい。
私はとても緊張して、自分でもガチガチなのが分かる。
「あかりちゃんは髪を伸ばしてるんだね」
真琴さんが、手を伸ばして触ってくれる。
「お姉ちゃんが短くしちゃったから。一緒に伸ばしてたのに」
「サラサラできれい。髪質似てるね」
「私にも、お姉ちゃんとするみたいにして下さい」
真琴さんはイタズラっぽく小首を傾けて、背中のブラジャーのホックを外す。
形のいい胸が現れる。
きれい…。
「あかりちゃんは、私のウンチを舐められるかな?」
衝撃が走る。
「ウッ…。それは…」
「嘘」
謝るように手を伸ばして、私のむき出しの肩に触れる。
私は緊張のピークに達してビクッとする。
思わず目をつぶる。
「意地悪言ってごめんね」
真琴さんは私の頭を胸に抱いて、柔らかい乳房に押し付ける。
あっ、ああ。
スベスベのフワフワで、全身を包まれるよう。
髪を手ぐししてくれる。
「あかりちゃんは可愛いね」
私は全身の力が抜けてしまう。
何もかも忘れてしまう。
真琴さんは首筋にキスをして、鎖骨から胸元へと舌先を這わせてくる。
「ううっ」
気持ちいい。思わず声が出る。
アソコがジュッってなって漏らしそう。
私、とろけそうだ。
「気持ち良さそうな顔してる」
柔らかい手で頬を包んで、口にキスしてくれる。
気持ちいい…。
こんなに気持ちいいのならもっと意地悪言って欲しい。
いや、真琴さんは意地悪でも何でもない。
いや、意地悪だって構わない。
「わわ、わた、私も舐めます。真琴さんの、お尻、舐めます」
私は自分が何を言ってるのか分からない。
「無理しなくていいよ」
やっぱり見透かされていて、かえって恥をかく。
「…おまかせします」
「大丈夫。
セックスしたからって大人にはなれないけど、子供でもセックスは出来るから」