69-5
タクミは撫でながら
きょとんとした顔でちづるを見ている。
「 ? 萎えてないよ?」
「 〜っ、 、ふぅ ん 」
「、 、、、。
ちづちゃん。」
「〜っ、 ?」
「よく分かんないんだけど、、。
悲しいの? 」
「〜っ、 んっ うん」
「何が?」
「〜っ、 、、 タクミ君と
色んな事 しても 〜っ、んっ
いつも っはぁ、、、
なんか 、、私ばっかり
気持ちよく なっちゃう 」
「 、 、、、。」
「 私 ばっかり
いつも 〜っ、、 」
同じ速度で
タクミ君 も
気持ちよくなってほしいのに
もっと色々
私が 上手だったら
〜っ、 、、
「 、 、、、、。」
タクミは、
ぴくりと眉間にシワをよせる。
そのままじっとちづるを見て
少し不機嫌そうになり、
ため息をついた後にポツリと呟く。
「 っ はーーー、、
やっぱバイブじゃなくてー。
エッチ。 しますかねぇ、、。」
「 ぇ? 」
「 、、ちづちゃんさぁ、、」
タクミは枕元に置いてある
茶色のポーチから
コンドームを取りだし
それを着けながら話す。
「 そーゆーの、、、
わざとなの? 」
「 ぇ? ? ? 」
「、 、、、。」
もしかして
こーゆー 発言とか
全部 計算か?
自分の事
よく分かってて 言ってる
とか?
「、、入れるね。」
天然なのか 計算なのか
どっちだ
やばい
分からん
なんか
「焦るからー、、、
やめてほしーんですけど。」
「 〜っ、? 、、 何を?」
「、、、。 」
何も 分かんないって顔
なんか ちょっとムカつく
タクミは正常位でいきなり激しく
ちづるを突いてセックスを始める。
ちづるが高い声で喘ぐ。
喘ぎ、悶える声の中
タクミは腰を振りながら考えていた。
「、、っ はーー、、、 はぁ
ちづちゃん、、、 」
今からでも いいから
もっと
出られなく なれよ
俺から
「 漏らしちゃ駄目だから、ね?
っ はーー、、
はぁ、、 っ はーー、、
ちづちゃんばっか
気持ちよくて
それで いいから 俺は、、 」
っつーか それ本当
他の奴に 言ったら
殺しちゃうからね?
ちづるは、タクミの言葉を聞いて
涙が出た。
タクミはちづるの涙を拭いながら
セックスを続けるが、
ちづるの涙を全部信用してない
自分が居る事を感じていた。