69-4
ちづるは思い出す。
昔、隆史とのセックスの最中に
そう言われ隆史は一方的に
セックスを中断してしまった。
そしてそれは、
夫婦の最後のセックスに
なってしまった。
ちづるはタクミの手に快感を
感じながら
胸が締め付けられる気持ちになる。
「、っ、はぁ、、ん
んっ はぁ、、 ぁ」
隆史が出ていって
1人になって
ホッとした理由
そっ か
きっと 私 、、
隆史に
つまらない思いをさせてる
って 思ってたから
あの時 隆史は
私に何を
求めていたんだろう
「 ちづちゃん、、?
ふふっ 気持ちぃ? 」
「 ん、 、 ふ ぅ っ、」
タクミ君
タクミ君は?
どうして
〜っ、 、、
「 タクミ君、 、、」
「 んーー??」
「 どうして、 、、」
「 んっ? 」
「〜っ、 、 」
「 ? なぁにーー? 」
「〜っ、 んっ、、
私と エッチな事 しても
いつも 〜っ、、 」
「 ? うん。」
「 〜っ、、〜っ 、、 」
年上なのに
何も 上手く出来ない
なのに どうして
どうして 私と
「 〜っ、 タクミ君、、
さっきより 〜っ、、 」
「 、、、ん? 」
「〜っ、 ! 〜っ、、 」
「? さっきより、なーに?」
なんだ?
なんか
泣きそーー、、、
「 〜っ、 さっきより、、 」
「 んーー?
なぁにー??
大丈夫だから、、
言ってみ? 」
「 〜っ、 、、 ふ、、ぅん
ん、っ、、はぁ 、、
萎えたもん 。」
「 、 は? 」
ちづるは
今にも泣き出しそうな
顔をして、そう小さく呟いた。