私は「手先娼婦」-4
「じゃ、さっそく始めてくれ。」
「はい……」
みりぅはススダの腹の下にもぐりこむような体勢で、チンポに唇を寄せると、静かに先を舐めはじめた。みりぅは別にフェラチオが厭ではない。男たちが求めてこないだけだ。
口の中にいれても、チンポの表情を読み取る事が出来る。みりぅは少しずつ、チンポの悦ぶ舐め方を探っていった。そんなみりぅが鼻にとげとげしい刺激を感じた。
顔を上げると、ススダが煙草をくわえてけむりをくゆらせている。ススダは独り言のように言った。
「ふ──っ、やっぱり加熱煙草の水けむりじゃダメだな。チンポを気持ち良くさせてる時には、焔に燃える葉から出るけむりじゃないと満たされねぇや。」
それを聞いてみりぅはチンポからそっと口を離し、ススダに声をかけた。
「先生、向こうの校舎からけむりが見えちゃいますよ。」
「うるさい、お前は黙って舐めてろ!」
意外なススダの怒り声に、みりぅは少し涙目になりながら急いでチンポを舐めはじめた。
「これだ、これだよ。女にフェラチオさせながらニコチンを吸い込む。ヘタにドラッグやるよりはるかに幻覚見られるぜ。」
けむりの臭いが運んでくるススダのその言葉に、みりぅの胸が痛んだ。
(先生、ドラッグにも手を出してるのかしら)
それでもみりぅは気をとりなおして、ススダのチンポをくわえつつ玉袋を指で挟んで引っ張ると、ブドウの実のようになった睾丸を指で転がした。
みりぅの舌は、チンポが喜んでいる表情をとらえた。そして見上げると、ススダが煙草をくわえたまま盛んにけむりを吹きあげているのが見えた。
みりぅは喉の奥に熱い流れを受け止めた。
精液と唾液に濡れたチンポをぬぐうみりぅを見下ろしながら、ススダは煙草に火をともした。
「ふふ──っ、いい射精をしたあとの一服は 一段と美味いなぁ〜。」
みりぅはススダの言葉に、置いてきぼりにされたような寂しさを感じていた。
(煙草の味を高めたくてフェラチオさせたのかな……)
「それにしても、みりぅ。」
呼びかけに顔をあげると、視線をはずした くわえ煙草のススダの顔があった。
「お前のフェラチオは 考えものだな。」
その言葉の意味がわからず、みりぅがあっけに取られていると、ススダはみりぅの顔にけむりを吹きかけた。
「フェラチオしてる時のお前の顔、グロ過ぎるわ。」