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葉牡丹の植わるころ
【学園物 官能小説】

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私は「手先娼婦」-2

 春良は3Dビュワーにおおわれた目で、何を見ているのかわからない。
 時おり唇からもれる、
 「リンちゃん……」
 という声から、リンちゃんなるキャラを コントローラーで操っているようだ。
 しかし 姿は見えないけど、みりぅが手にするチンポから リンちゃんが裸になって春良の身体に絡んでいる画面が展開されていることは伝わってくる。
 
 (みりぅさん、みりぅさん。そろそろ、いつものをお願い……)
 チンポがそう訴えだした。みりぅは左手でチンポの胴体をにぎりしめると、右の手のひらで先端をくるくるこすり始めた。
 何度も相手にしている春良のチンポが、そうする事で快感が高まるのを みりぅは習得していたのだ。
 その愛撫に合わせて春良の手が、激しくコントローラーを打ちはじめた。
 「リンちゃん……リンちゃん…!」
 
 みりぅの手のひらが熱く粘った。春良のチンポの胴体に白い流れが幾条も走った。
 春良はビュワーを目につけたまま コントローラーを持った手を胸に置いて、ぐったりとしていた。
 みりぅはウエットテイッシュを手にとり、白く濡れたチンポをぬぐいはじめる。柔らかく頭を垂れたチンポは、みりぅの手の中で、
 (よかった……)
 という表情をみせていた。
 
 春良が教壇の上に脱ぎ捨てていたパンツとズボンを、静かに穿かせると みりぅは立ち上がった。
 射精を終えてまだ、その余韻にひたって寝そべる春良。みりぅはその姿を見つめながら、教室をあとにした。

 私はもう この場にいてはいけない。
 
 春良を気持ちよく射精に導いたのは、ビュワーに映っていた「リンちゃん」でなければならないのだ。


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