阿部泰朗の場合-4
志保里ちゃんは僕の気持ちのお裾分けを貰って穏やかになるどころかますますいきり立ち、あーあーあーと言いながらもどかしげに自らのの股間に手を遣る。
好物?弱点?である陰核を擦りたてる。
すぐに、気持ちいいいいいい!と眉根を寄せて呟きながら、ぶるぶると身体を震わす。
直後、軽い絶頂に達して満足するどころかますます欲求が募ったと言わんばかりに僕の膝の上に乗ってくる。
片手を僕の首筋に回し、ゆっくり舌を出し、僕の唇や口内を舐め回しながら、もう片方の手で相変わらずソフトタッチに志保里ちゃんの乳首を弄っていた僕の右手をそこから外し、粘度の高い愛液の滴る自分の中心部へ導く。
僕は親指で志保里ちゃんの陰核を刺激しつつ、中指と薬指を膣に沈めて優しく膣壁を擦ってあげる。
「あーーー気持ちいいーーーー気持ちいいよーーーーーもっとしてえええええ」
と涙目でおねだりする志保里ちゃんに
「もっとはやだよ、疲れるもん」
と答えると
「あーーーいやぁーーーもっとぉーーーもっとなのぉーーー!」
と、自分の手を僕の手に重ね、自ら激しく動かす。
「志保里ちゃん、よだれ垂れてるよ」
と突っ込みつつ、なんかもう疲れたし眠くなったしソファーに染みが出来て親にこの関係を疑われるのもまずいし、早く志保里ちゃんに性的に満足して貰ってさっさとこの行為を終らせた方が賢いのかもと思い直し、素早く体勢を入れ替えて志保里ちゃんをソファーに押し倒し、のしかかった。