投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

変態学園の日常
【学園物 官能小説】

変態学園の日常の最初へ 変態学園の日常 74 変態学園の日常 76 変態学園の日常の最後へ

第25話 29番日誌25-3


―― 7月○日 晴れ ――

 3日連続した芸術鑑賞も今日が最後だ。 演目は『バレエ』。 ストラヴィンスキーの『春の祭典』だ。 バレエを鑑賞するのは初めてだから、昨日の夜から楽しみにしていた。

 いままでの流れと同じで、初めはみんな衣装を纏い、トゥシューズを履いていた。 踊りは、本音をいうと、がに股のままクルクル回ったり、首を傾げたまま歩き回ったり、バレエのイメージとは違ったけれど、それでも動きはキレキレで、回転した後もよろめくなんてとんでもない。 すごく考えられた動きなんだろうな、とは思う。

 15分経ったところで曲調が代わり、ダンサーのみなさんが服を脱ぐ。 ここまでは予想通りだ。 ただ、これからきっと裸で踊るんだろうな、って思っていたら、舞台脇から出てきた黒子さんが特大のシリンダーをもって――たぶん5Lは入っていると思う――ダンサーに近づく。 と、がに股で屈伸するダンサーたちに、一気に中身を注射した。 もちろんお尻の穴に、だ。 黒子さん達はそのままアナルプラグも無しに舞台袖にひっこみ、ダンサーさんは何事もなかったように踊りを続ける。 それでもダンサーさんの平気は見せかけだけってことは、鈍い私達にも簡単に分かる。 額に光る大粒の脂汗とぼっこり膨れたお腹が、ダンサーの苦悶の大きさを教えてくれる。 結局お腹を膨らませたまま、背筋をピンと伸ばしたまま、全裸のバレエが続いた。

 さらに10分たったろうか。 スポットライトが点滅し、BGMの音量が上がる。 と、ダンサーのお尻からゆるゆると飛沫があがった。 舞台の上で浣腸を漏らしたからだ。 いや、漏らしたというか、意図的に排泄したというか……。 一定の細くて茶色い飛沫が、延々とお股から垂れ続ける。 きっと『排泄しながら正しく踊る』のが、ダンサーさんが見せてくれている演技なんだ。 その証拠に、普通なら一気に排泄しなくちゃ済まないところを、激しく踊りながらも少しずつ少しずつ排泄している。 クライマックスの円舞でも、静かに蹲る復活のシーンでも、お股から流れる液体の勢いは変わらなかった。 バレエの最後は曲の盛り上がりもさることながら、ピタッと止まった排泄と、プシャッと前から迸った黄色いオシッコに気を取られた。 排泄しながらオシッコを我慢するっていうのは、経験者だから分かるんだけど、すっごく辛い。 しかも顔色一つ変えずに踊りながら我慢して、ウンチだけ漏らし続けるっていうのは……いや、うん、これが私達が卒業した後に目指す『プロフェッショナル』なんですよね、きっと。 ウンチを漏らしていても、それはそれとして、素直にスゴイなって思わせてくれる。 演技に付属する様々な制約があるにせよ、堂々と振舞う素振りは美しいです。 

 さて。 いよいよ芸術週間も終わって、明日からは水泳と『学園祭』に向けての準備が始まる。 文化祭委員の【2番】さんを中心に、開きなおって、しっかり努めようと思う。


(追記) 芸術鑑賞を通じて感じたことは、凄いものは凄い。 素敵なものは素敵なんだっていうこと。 誰が何と言おうと、一見してバカっぽくて恥ずかしくてミジメで無様だったとしても、私たちには凄さはちゃんと分かります。 変に恥ずかしがるよりもカッコいいし、漏らしたウンチにしたって、汚いどころか綺麗にすら感じました。 こういう世界もあるんだなって考えると、ウンチを漏らしたりする練習も、それなりに意味があるんだなって、そう思いました。



変態学園の日常の最初へ 変態学園の日常 74 変態学園の日常 76 変態学園の日常の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前