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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第17話 29番日誌P-2



―― 6月○日 曇り ――


 久しぶりに『和室』にいった。 みんなで座禅を組むためだ。 おしっこでお茶を点てて以来、久しぶりの畳の感触が心地よかった。

 警策をもって指導にあたるのは12号教官。 特別活動の時間は、担当教官がころころ変わるのがいただけない。 特に12号教官は苦手だ。 クラスの対抗意識っていうか、1組ばっかり贔屓してるし、絶対、私達のこと嫌ってると思う。

 座禅の姿勢は、一見すると普通の胡坐。 でも足の親指に紐が結んであって、それぞれ左右の乳首と繋がっている。 全員舌を伸ばしていて、舌に接着した糸のもう片方の端はクリトリスに繋いである。 両手をオヘソの前に置き、それぞれ『中指と人差し指の間に親指を挟んだ、膣への異物挿入を懇望するポーズ』に固定。 あとは静かに瞑想しながら、性感に惑うことなく時間を過ごせばいい。 別におまんこに媚薬が塗られているわけでもなく、紐や糸が極端に短いわけもない。 なぁんだジッとしてるくらい楽勝じゃん……と、最初は思ったものの、そう上手くいくはずはなかった。 というか、座禅の基準が厳しすぎる。 唾を呑み込んで舌が動いたらアウト。 興奮が薄れて乳首の勃起が弱まってもアウト。 クリトリスが鬱血して糸が振動してもアウト。 絶対動いてないと思うんだけど、ほんのちょっとした動きでも警策が飛んでくるから……私を含め、みんな叩かれっぱなしだった。 叩くときも、普通は肩を叩くんだけど、12号教官はそんな優しさは欠片もない。 その場で胡坐のまま前に倒され、受け身すら取らせてもらえず、顔を床に擦りつけられる。 即座に両手でお尻を拡げると、浮かせたお尻に警策が即座に飛んでくる。 重たい警策がお尻の真ん中を直撃すると、尾骶骨(びていこつ)にジンジン響くんだけど、その都度『ありがとうございました』とお礼を言わされる。 声が小さかったり手ごたえが弱かったりしたらもう一度。 一切手加減しないから、叩かれた瞬間は体が痙攣して息が出来なかった。 そもそも舌を伸ばしっぱなしだから、うまく発音できなくて、それをダシにもう一発叩かれることもある。 

 普通、座禅といえば基本静寂で、たまに『バシッ』と音がするものだ。 じゃあ学園の座禅はというと、12号教官が担当なせいもあるだろうけど、ひっきりなしに『ビシバシビシバシ』が続くなか、みんな声を必死に抑えるっていう、落ちつきの対極にある時間。

 私だけでも15発叩かれたんです。 スパァーン、って、なんであんなに大きな音がするんでしょうね。 まだアナルがヒリヒリしてて、窓に写したらどす黒い色になってます。 これ、今日のうちに治るんでしょうか……明日の朝にちゃんと『ご挨拶』が出来るかどうか不安です……。





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