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キスの後で…
【女性向け 官能小説】

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-3


「え?」
「え、じゃないわよ。大学も休んで」
「風邪ひいた」
「風邪ぇ?」
「うん。ついに食べるものがなくなったから
悪いけど、薬と何か食べるもの買ってきてほしいの」
「わかった・・・・」

まだ体が辛いから早々に電話を切ると
1時間もしないうちにチャイムが鳴って
「私だよ〜」
そういう絵里の声がインターフォンに聞こえて
ガチャリとドアを開けると、そこには絵里と斎藤先輩が立っていた。

「じゃ、私はこれで」
そのまま絵里が帰ろうとするから
「待ってよ!」
「斎藤先輩にしっかり叱られな」
にやっと笑って帰っていった。

恐る恐る斎藤先輩を見上げると
そこには静かに怒った先輩がいて。

「寝ろ!」
とベッドを指さした。
「お前、携帯は?」
「さっきまで充電が切れていました・・・」
「で?充電して、俺からの不在通知見なかったの?」
「見ましたけど・・・」

「けど、何?それでも絵里ちゃんに電話した理由は?」
ベッドまで着いてきて、私が寝るのを見届けると
その横に胡坐を組んで座った。

「食べ物がなくなったので。薬と一緒に買ってきてもらおうかな・・・と」
「そーゆー事聞いてんじゃねぇよ」

私をにらんだその顔はものすごく不機嫌で。





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