あ-7
「ん・・・ご主人・・さま。入れてくださ・・・いっ」
その言葉に満足したように笑って。
すでに大きくなっているそれをゆっくりと私の中に差し入れた。
きっと私の中は先輩のカタチになってる―――
身体が先輩のカタチを覚えてる。
腰のあたりで、見るも無残にぐちゃぐちゃになったメイド服は
すっかり意味のないただの布で
そのサテンが意味もなく妖しく光る。
さっきからバイブが震えている先輩の携帯は
私たちの行為にはまったく関係がないかの様に無視されて
私たちはその震える振動音さえ聞こえないかのように1つになる。
露わになった胸の先に唇を近づけて
腰を振るリズムに合わせて甘噛みされた。
その刺激に極限まで気持ち良くなって
腰の布がまだるっこしいことも忘れる。
全身に鳥肌が立って、この瞬間を甘美な戦慄が走った。
「ああ・・・はぁぁ・・」
先輩が身体中に落とした、そのキスに酔いしれて
唇にキスを求めて顎を上げれば
明らかにそれを知って無視した先輩の唇が私の首筋を這う。
「ご主人さ・・・まっ。キス・・・してくださ・・・ぃ」
懇願と同時に唇に戻ってきたキスは
乱暴にそのすべてを奪った。