悦びは果てしなく-9
9.
突然、亀頭の先にぷりっと子宮が当たった。
亮平は、男根に気を入れて、押し返した。
「うっうっうっうっ」
清美の喉から呻きが漏れてくる。
鈴口で子宮口を探る。思い切り気を入れる。
精液が、男根を駆け登ってきた。
「いくっ」
子宮口に食い込んだ亀頭から、精液が迸った。
「ああぁ〜いいいぃぃっ」
どっどっどっどっどっ
男根の根元を、痛痒い快感が走り抜けた。
「所長さん、死にそう、もう死にそう」
清美が、両足を突ぱった。
亮平は、身体を伏せて清美に重なった。
乳房がぬるっと胸を滑った。汗の匂いが鼻腔をくすぐる。
「なあ、清美、男は段々と立たなくなる」
「そんなこと知っているわよ」
「お前は3年前と変わらないけれど、俺の方は入れる度に射精はもう出来ない」
「その代わり、長い時間楽しめるじゃない?」
「そりゃそうだけれど、前のようなことは出来ないってことわかったろう」
「死んだ主人、同棲したあのやくざ、それに所長さん、3人と関わってきたけれど、あたしは所長さん以外に何の未練も無いの。3年別れていて、つくづく思い知ったのよ。所長さんに会いたくて、会いたくて、矢も楯もたまらなくなって、戻ってきたのよ」
「清美は自分で淫乱だって言っていただろう?」
「そうよ、あたしは淫乱よ、男なしじゃ一晩もいられないくらい、でも誰でもいいって訳じゃない。所長さんじゃなきゃ駄目だって気がついたの。所長さんは優しいわ、これが駄目ならあれって考えてくれるじゃない?おチンチンが駄目なら、口でも指でも、いくらでも方法はある、ただ、抱いてくれるだけでもいいのよ、所長さんなら、死ぬまで楽しませてくれるわ」
「わかってくれりゃ良いんだ、お前も成長したなあ」
「とりあえず、今度の土曜日もテツマンする?」
「ああ、締めの朝マラは無いかもしれないぞ」
「いいわよ、所長さんの汗の匂いを嗅いでいるだけで幸せなんだから」
(ごきげんよう)