の-8
舌を引き抜いてそのまま顔を私と同じ位置まで引き上げて
優しく抱きしめる。
「入れるぞ」
再び先輩の指が私の秘部を優しく触って
濡れているのを確認した。
「ぐちょぐちょ・・・」
笑いながら濡れた指をゆっくりと舐める。
恥ずかしくなって顔をそむけようとした私に強引にキスをした。
そのまま激しい痛みが伴って
先輩が私の中に入ってきたのが分かった。
「いったぁ・・・ぃ」
思いっきり顔をゆがめた私を見て
困ったように、嬉しそうに笑った。
しばらく動かないままに抱きしめられて
「桃花」
囁くように呼ばれたその声に欲情した。
「せんぱ・・・動いて」
じっと抱きしめられる行為にもっと欲しくなってそう呟けば
先輩はビックリして私を覗き込む。
「お前が煽ったんだからな」
さっきとは違う種類の・・・
ただ嬉しそうに笑って
私の腰を引き寄せながら、動き出す。
奥の奥まで突き上げられて
リズムとともに声が出る。
「あ・・・あ・・・ああっ」
その声とリンクして小さい小さい波が私を襲う。
「一緒にイけるか?」
荒くした息の中で、そう聞かれたけど
「む、無理です。痛い・・・し、イくってわかんな・・・」
必死にそう返事をする私の真上で
笑った斎藤先輩の動きが止まった。
ドクンドクンと私の中で斎藤先輩自身が脈を打つ。
「あ・・・・」
「桃花」
名前を呼ばれて、そのままずっと抱きしめられた。