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キスの後で…
【女性向け 官能小説】

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「こ、ここでキスするんですか?」
「ここでって、俺たちのほかに誰もいないじゃん」

そうだけど。

悔しいけど!
私を試すように笑っている顔もカッコいい。

そっと顔を近づけたら先輩は笑った顔のまま目を閉じた。
一瞬ひるんだけど、そっと斎藤先輩の頬にキスをする。

途端に不機嫌な顔をした斎藤先輩は私を睨んで

「ダイブツちゃん、もしかして処女?」

ズバリと言い当てる。

「そ、それって公の場で大声で言っていいことじゃないと思います!!」
「だから、俺たちのほかに誰もいないだろ、って」
「・・・・」
「処女なんだな?」
「・・・・」

「付き合ったらエッチをするって分かってるのか?」
いや、分かってるのか?って聞かれたら分かってる・・・。
中学生の恋愛じゃないんだから、ね。

「俺はエッチナシの清いお付き合いはごめんだよ?」
ま、まぁそれも何となく分かってはいました。
と言うより、そこまで考えは及びませんでしたけど。

「付き合うなら、お互いに誠実であるべきだと思うから」
私もそう思います。

「他の女の子とはもちろんエッチしない。
だからエッチ出来ない子とは付き合わないよ」
はっきり言ってくれてありがとうございます・・・





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