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離夫人
【熟女/人妻 官能小説】

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性妻-1

土曜日も日曜日も順一は涼子の体を求めた
抱かれる回数だけ不満が募る
(これでイクことができたら本当に幸せ)
そう思う気持ちとは裏腹に演技の割合が増えているような気がした

月曜日の朝、エレベーターホールに順一、涼子、飯塚の3人の姿があった
「おはようございます」
順一と飯塚が挨拶を交わす、エレベーターに乗り込むと飯塚が涼子の尻を撫でてきた
狭い空間で夫のすぐ横で行われる行為に平静を装う
ドアが開き一階に到着する
夫婦の見送りを掲示板を張り替えるふりをしながらタイミングを計る
順一が一歩離れた瞬間に飯塚が涼子に寄り添った
「チンポ触れ」
正面を向いたまま指先を股間に回す
ハッキリと順一が見えている、いつもと同じように曲がり角で手を振り新婚夫婦の儀式が終了する
「お疲れ様」
嫌味にしか聞こえない言葉を浴びせられながらエレベーターに乗り込んだ
苦しくなるほど抱きしめられる身体
「いい女だ」
飯塚の身勝手な言葉にも無抵抗になっていたが次の言葉に引きつった
「警備員に見られてるかもな」
エレベーターの中には防犯カメラがあった
「いい記念だ」
「やめてください」
フロアに到着すると飯塚が表札を指差した

飯塚 浩二?涼子

ここまでするのかと思うほどのこだわりに飯塚の性癖を垣間見た

当たり前のように涼子の家に上がり込む飯塚を受け入れることしかできなかった
涼子にとっては不倫でもセフレでもない
ただ強要されている関係だった
それも抱かれると薄れていくことを感じていた
「昨日の写真を亭主のと並べてベットサイドに置け、俺はここで待ってる準備ができたら三つ指ついて挨拶だ」
涼子はキッチンに隠した写真を飾り飯塚の前に跪いた
「お待ちしていました」
「これからは、おかえりなさいでいいぞ」
靴を脱ぎリビングに向かう飯塚について行こうとした時
「靴を揃えろ」
慌てて靴を揃える
リビングを通り過ぎ寝室に入る
ベットサイドの写真を確認すると満足そうな表情を浮かべる
「まだご主人は駅にもついてないな」
抱き寄せ唇を合わせる
強制されている関係の筈だが与えられる快感を思い出すだけで濡れていく
「お前は俺の性妻だ、そして彩香の女だ、俺には敬語など使う必要はないが中にはそういう態度を好む男もいる、うまく使いわけろ」
「やっぱり他の人に・・・」
「複数姦もはもっとすごい快感を与えてくれるぞ」
言葉を交わしながら唇を求めあい、浩二の愛撫を受け、服はすでに足元に落ちていた
ほんの数分の愛撫でビショビショになり
声を上げる、乳首も硬くなり刺激を求め胸を突き出す。裸になった2人はベットに入った
まだ、順一が寝ていたぬくもりが残っている
2人は掛け布団の中でひとつにつながった
「涼子、お前は俺の妻だ」
飯塚が自分の事を名前で呼び捨てにしたのは初めてのような気がした
「これからは、あなたと呼べ」
「私は飯塚さんの性妻になりますっ!あなたの妻になりますっ!!」
「涼子っ!誓えっ旦那の温もりが残るベットの中で抱かれながら何度も誓えっ!」
大きく硬さを増す飯塚の分身を深く受け入れ
その快感に涼子は理性を無くしていく
「きもちいいのぉお、抱いてっ抱いてっあああっイク〜」
「涼子っ!いいぞ、締め付けてくるぞ!」
いつもより時間は短いが2人とも気分が高まっていたベットを激しく揺らしながら涼子の身体の奥深くまで何度も突き上げ、涼子は両腕をしっかりと浩二の背中に回し抱きついていた
「あなたっイクッ本当にイクッ!!あああっ2日間、2日間我慢してたの!ああああ」
タイミングを合わせるように浩二も果てた
「涼子、俺はな旦那の温もりが残るベットで人妻を抱くのが好きなんだ、これは月曜日の楽しみだな」
「飯塚さんが私のこと呼び捨てにするのも初めてですね?それもこだわりですか?」
先週までの涼子ならそんなことは聞けなかっただろう
「こだわりだ、俺は普通のSEXでもある程度演じたいんだ、奥さんと呼ぶ時と名前で呼ぶ時、それぞれ俺の中では快感を求める気持ちが違うんだ、わかるか?」
「なんとなくわかります」
浩二の抱き方が乱暴な時、優しい時、ゆっくりな時があることは気がついていた
でもそれが相手の呼び方も変えていることには気がつかなかった
そして女にとってウソでも式をあげたりウエディングドレスを着ることで妻として振る舞えるようになるんだと感じていた
「朝飯の支度をしてくれ」
人妻の家のベットで堂々とくつろぎながら浩二が命じる
涼子はベットから降りるとドレッサーに向い身支度を整え始める鏡越しに目があう
「すぐに作りますから」
「5日もあるんだ慌てることはないぞ」
からかうような言葉に涼子は視線を外した
そこにはウエディング姿の写真が置かれている
「涼子、ウエディング姿は女を一番綺麗に見せると思はないか?」
涼子は反射的にキッと睨みつけた
「そう睨むなよ、嫌な思いをする以上に気持ち良くさせてやってるだろう?お前の好きなパン食でいいぞ、俺とは好みが合うだろう?」
背中にその言葉を浴びながら寝室を後にした
なぜ、あんな男のために朝食を作らないといけないのか考えると涙が溢れてきた
あの不動産屋に入ったばっかりにとんでもない事になってしまった犯罪とも言える行為に逆らうこともできず、逆に脅され飯塚の妻となることを誓わされた
涼子は順一との生活を守る為には従うしかないと思い込まされていた
「飯塚さん食事の支度ができました」
寝室のドアを開け声をかけると飯塚が歩み寄りいきなり涼子の乳房を鷲掴みにした
「あなたと呼べと教えただろう?」




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