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徒然詩集
【エッセイ/詩 その他小説】

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濡れ羽色の翼をはためかせ

群れを成して大空を滑空する

餌を狙うその目は恐ろしく冷酷で

見る者をことごとく射すくめさせる

太い嘴はまるで凶器のように鋭く輝く


金網の上に一列に待機し

機が熟したと見るや一斉に畑に飛び込み

熟れた柿を銜え 雄たけびを上げて空高く飛び立つ

何というゾッとするような美しさだろう

羨ましさと絶望が 今日も私を襲う


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