〈崩壊〉-7
亜季は女として成熟したのではない。
変態行為によって身体が狂わされてしまっているのだ。
まだ性行為が“何なのか”を解らぬはずの少女が、意識と肉体を切り離されて姦されたのだ。
健気にも姉を想い、そして親友を想い……身体だけが〈大人〉にされ、堕落へと繋がる快楽を擦り込まれたのだ……。
(もうやめてえッ!亜季ちゃんが……あ、亜季ちゃんがあッ!)
幼豆はしゃぶるように舐められ、各々の指は両の穴へと潜り込んでいく……出血もなく痛がる様子もなく……亜季の悲痛なはずの悲鳴は、年齢とは釣り合わぬ“甘さ”を隠せなくなり……亜季は既に彩子の知っている亜季では無いと、無情にも吐露していた……。
『やあたんはセックスが怖いって思ってるんだよ?亜季ちゃん、セックスは気持ち良くてやめられないって教えてあげなよ?』
「やあぁッ!ひゃんッ!?そ、そんなの…キャッ…あぁッ!?」
「ッ………!!!」
肛門は吸い付くように指を喰わえ、幼穴は生臭い〈涎〉を垂らして絡み付くように締め上げている。
なんの意思も持たぬ、本能が剥き出しになった肉体は変態の指に蕩け、もっと快感が欲しいと縋りついていた。
『そろそろ…おチンチンが欲しくなったよね?その怖いオジサンのおチンチンを舐めさせて貰いなさい』
(もう…もう嫌…ッ…もう嫌あぁぁッ!)
彩子は首根っこを締め上げられたまま立ち上がらせられ、見下ろす形で亜季を視界に捉えさせられた。
眼下に見える乱暴にも押さえつけられている横顔は、既に汚ならしい肉棒を口に突っ込まれており、唾液に濡れた両の乳首が哀しくも勃起していた。
『オマンコを気持ち良くしてくれるおチンチンが大好きなんだよなあ?ほら、「オジサンのおチンチン美味しくて大好き」って言ってみろよ。いつも言ってんだろうが……なあ?』
「ぷあッ…お、オジサンのお…ヒック……おチンチン…美味し…おごッ…大好き……」
『聞いたかい、やあたん?小学生の亜季ちゃんだってチンポ狂いになるんだ。ククククッ…オナニー三昧の中学生のやあたんなら、直ぐにチンポの事で頭がいっぱいになるはずだよ?』
長髪男の怒張した肉棒が亜季の幼器を貫いても、もう彩子は然したる反応を示さなかった。
亜季がこんな風になってしまっているのなら、きっと愛も“そうだ”としか思えなかったし、そして、次は自分も狂ってしまうという絶望と恐怖で、思考が止まっていたのだ。