コンピューターの女-23
23.
啓介は胸にのし掛かる重みと、唇の感触で目を覚ました。
風呂を浴びてベッドに潜り込んだまま寝てしまったようだ。
「藤子?」
「啓介さん」
むっちりとした肌が、まとわり付く。
唇を合わせたまま、手のひらで乳房を掴む。藤子の手が、啓介の股間を探る。啓介は股を開いて、肉棒を突き出した。
「気持ちいいよ、藤子」
藤子の指が、包皮の上から肉棒を扱き上げる。
「欲しかったわ」
啓介は、藤子の股間に指を刺しいれ、恥毛を掻き分ける。
「もう、ビチョビチョ」
啓介は藤子を横抱きにし、仰向かせた。
膝で腿を割ると、藤子は枕を取って、尻の下に敷いた。
啓介は亀頭を摘んで、膣口にあわせた。
「あああっ〜〜待ってたのよぉ」
肉棒が根元まで収まり、恥骨がコリッと当たるまで突きこむと、啓介はう〜〜〜んと伸びをして体を突っ張った。肉棒の先で、藤子が腰を揺すって悶えている。
藤子と別れて以来、何度この場面を夢に見たことか。
連日連夜の藤子との愛欲にまみれたメロウな日々を過ごして、突然に訪れた禁欲の日々。
たまりかねると藤子をオナペットに放出をしたが、空しい。
今こうして再び藤子を胸に抱いて、男根に貫かれてよがる藤子。 怒張をした男根が、あっという間に跳ねて、たまりに溜まった愛液を放出した。
「いいわ〜いいわぁっっ」
「ふじこぉ〜っ」
テクニックも何も要らない。愛する藤子を胸に抱いて、思い切り愛の証を注ぎ込めれば、それだけでいい。
「ねえ、藤子、結婚をしよう」
「いいのぉ?本当にいいの?嬉しい」
「君さえそばに居てくれたら、もう何も要らないよ」
「私もそうなのよ。啓介さんと別れた後、寂しくて寂しくて、何も手につかないの。何時までもそばに置いてくださればそれだけで」
「あのう、ひとつだけお話しておきたいことがあるんだけれどぉ」
「なにさ、脅かさないで呉れよ」
「又生理が始まったのよ、オーストラリアから帰ってから何か変だと思って、お医者さんに見てもらったら女性ホルモンが活発になって卵巣が若返ったんですって〜赤ちゃんが出来るよって」
「いいんじゃないの、40の恥じ掻きっ子、50は何って言うのかな?」
「んもう、知らないっ」
(ごきげんよう)