間違いじゃない過ち-4
「お兄ちゃん…… そこ、そこをもっと触ってほしいの。」
まみ菜ちゃんは、ぼくに身体をいじられてる夢を見てるんだろうか。えい菜姉さんも、その夢を助けるように、指づかいをいっそう細やかにした。
「お兄ちゃん… お兄ちゃんのおチンチンが… まみ菜の中に入っちゃうよ〜」
……ぼくはそんなまみ菜ちゃんの声を聞きながら、おチンチンを刺激するばかりだった。
○
ぼくは、ぼくの視線に敏感な まみ菜ちゃんの気持ちがわからない鈍感な野郎だった。
(なんでぼくはあの夜、まみ菜ちゃんをお姫さまだっこして、ぼくのベッドに連れていかなかったんだろう……)
《おしまい》