Fお誕生日会-2
夫と身体が密着した後は抵抗できない。暴れたら夫を起こしてしまうからだ。
小声で「止めて。起きちゃうわ。お願い止めて。」
上を脱がした。夫が言っていた通りブラはしていない。
乳房を隠すため向こうを向いた。肩甲骨が微笑んでいるかのように思えた。
肩甲骨の下を舌が往復する。ゆっくり何度も往復する間に発見した。
背骨の窪みを舌が通過するたびにピクッと反応する。
どんどん呼吸音が激しくなる。背中一面が唾液にまみれ快感に耐え切れずこちらを向いた。
当然攻撃目標は肩甲骨から乳房に切り替わる。
手ブラで抵抗する。その仕草が可愛い。
パジャマのゴムに手を掛ける。小さく悲鳴を上げて下半身を守る。
唇で乳首をくわえ舌で快感を送る。激しい呼吸に甘いため息が混じる。
「止めて。」ついに耐え切れず乳房を守った。
ノーガードのパジャマを引き下ろす。
ついに全裸に剥かれ覚悟決めたのだろう。
「分かりました。でも雨宮さんこの部屋じゃいや。隣の部屋で。」
無視して唇を吸う。
俺も全裸になって目の前に勃起を突き出す。
小声で「しゃぶれ。フェラだ。」無視する彼女の髪をつかみ、さらに声を荒げる。
「しゃぶれと言っているのが分からないのか。」
「しー声が大きいわ。起きちゃうじゃないの。」
しぶしぶくわえて首を振った。
彼女の唾液でぬらついたものを後ろからハメた。
二人とも寝たままの後背位、側臥位というのだろうか、48手の「窓の月」だ。
少しづつ押し込み旦那と密着させてからゆっくりと腰を使う。
夫婦の顔の距離は30cm身体は密着している。
ベッドから振動が伝わらないように超スローな腰振りだ。
彼女は悶えることも激しい呼吸も許されずただじっと耐えるだけ。
ゆっくりな動きに合わせて彼女の快感もゆっくりと上昇する。
寝ているとはいえ愛する夫の目の前で他人棒によって歓喜の声はあげたくない。
高まる快感の上昇は脳の命令によって無理やり冷やされる。
先ほどからこれが何度も繰り返され肉体の快感が精神の抑えを上回ってきた。
たんたんと続くスローピストンについに反応した。
両手で口を押え低い歓喜の声を洩らした。
身体は全く動かしてはいないが膣が激しく痙攣する。
長い絶頂だ。相当の快感を与えた手ごたえがあった。
耳元で「3回は逝かさないと旦那に馬鹿にされるからね。」
ゆっくりしたピストンを再開させる。
小声で「ここじゃ嫌。夫が目を覚ましたらどうするのよ。」
寝る前のビールにたっぷりと睡眠薬を仕込んだことは知らないから当然の恐怖だ。
「それでも逝くんだね。しかも強烈な絶頂だったよね。」
そして最後は逝く寸前でピストンを静止させ彼女の腰振りで逝かせた。
これで夫の目の前でありながら自ら腰を振り俺の逸物で逝くことを選んだと言う実績が出来た。
これは今後の彼女の抵抗を無力化するために大切な行為になるはずだ。
「おはようございます。」歯ブラシを終えリビングの旦那に話しかけた。
「昨夜はどうもありがとう。最高に楽しかったです。ご馳走もたっぷり頂いて感謝しています。」
「先に寝ちゃって悪かったですね。少し弱くなったような気がします。」
「そんなことは無いですよ。結構早いピッチで飲んでおられたからでしょう。」
やがて子供たちも加えコーヒーとトーストの簡単な朝食をとった。
「真由美さん。昨夜は素晴らしい夜でしたね。次にご主人が帰宅した時はうちでやりましょう。」
「僕も楽しかったです。次の帰宅は2か月先になりますが楽しみにしていますよ。」
<つづく>