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なりすました姦辱
【ファンタジー 官能小説】

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第二章 報復されたシングルマザー-26

 顔を隠そうとしたって、その拘束姿では無理だ。
 しかし保彦にはわかっていた。涼子は顔を隠したいのではない――何かを振り払おうとしている。
 淫欲? それとも羞恥心? 涼子の様態が激しい劣情を煽ってくる。
「あ、……う」
 二本目のペンを抜き取り始めると、涼子がピクリと微動して口を開いた。「……そ、その……、あ、あなたので」
「え、どういうことです? ハッキリ言ってくださいよ」
 抜こうとしていた二本目を、もう一度押し込もうとすると、
「いやっ! し、してっ。あなたので、してっ」
 涼子を二分する闘争は淫欲が勝利したらしい。
「宮本涼子マネージャーほどの方が、そんな曖昧なことでどうするんです? さっき聞いたでしょ? 俺が言ったこと。あなたなら分かるはずですよね?」
 ペンを鳴らして細かく抽送すると、涼子が頭上で両手を握るのが見えた。
 いよいよだった。
「……し、して。あ、あなたの、その……、え、えっと、ペ、ペニス……」
「ペニス? オチンポのことですか?」
「ううっ……、そ、そうですっ」
 涼子が認めるや否や、「死ねっ、ババアッ」と泣きながら汐里が罵倒する。保彦は嫉妬に泣き濡れる奴隷の肩に優しく手を添えると、
「今日は、マネージャーを犯す、って最初から言ってたろ? 今日終わったら、明日、たっぷり可愛がってやる」
 泣きじゃくった顔を浮かせた汐里は、
「ほ、ほんとう?」
「ああ。だから、最後まで手伝ってくれ」
「……私、明日会社、休む。一日中して」
 そんなことを言ってくるようになってしまった汐里を丸一日も陵辱を続けられるか自信がない。だが、それを言ったら収まりがつかなそうだったから、わかった、とだけ言った。
 言致を得て漸く立ち上がった汐里が保彦からスマホを受け取る。
「じゃ、涼子マネージャー、ヤリますよ? いや、涼子さん。……それとも涼子って呼び捨てにされたほうがお好きですか?」
 保彦は二本目のペンを抜いてテーブルに上がった。腹の下の男茎は煙を噴きそうなほど猛っていた。
「ペンよりも俺のオチンポが欲しいんですよね?」
 最後のペンに手を掛け、「ほら、『涼子を奴隷にしてください』って言ったら、すぐにイカせてあげますよ? 好きなだけ」
「そ、そんなっ……」
 男茎の挿入を願い出るだけでも、気高いこの女には相当な覚悟だったろう。涼子は首を振ってその要求は拒んだ。
「奴隷になったらオチンポあげるって言ったじゃないですか」
 グイッとペンで涼子の弱点を突き上げると、
「うああぁっ!」
 十回目の絶頂を望む体を制御できないのか、はしたなく腰を浮かせて細いペンを貪ろうとしてくる。保彦はもう一方の手を伸ばし、首の後ろに回っていたストラップを引き寄せた。
「汐里」
 そう言うと、汐里は自分の経験に照らして意図を察した。社員証を涼子の豊満なバストの真ん中に乗せる。
「ほら、ペンでイッちゃいますか? そうしたら、もう終わりですよ? さぁ――」
「あっ、ちょっと待って」
 いいところなのに汐里が割り込んできた。涼子から抜き取ったペンのキャップを外して右手に持っていた。
「おい、何する気だ」
「ううん、違う。へ、変なことしないよ」
 そう言うと、汐里は身を屈めて、曝け出したバストの肌に『Gカップ淫乱マネージャー』と書いた。
 不機嫌だった保彦は一転、汐里を抱きしめて頭を撫でて褒めてやりたくなり、
「Gカップなんだ、そのエロいオッパイ」
「うん。……さっきブラのタグ、見たから」
「そうか。他には?」
 んー、と上目遣いに考えた後、『会社でイバってるクセにマンコイキ大好きババア』と、バストの下の腹部に書き足す。長いなおい、と汐里と笑い合ってから、社員証を挟んだ上下に落書をされた涼子へ向かって、
「ほらほら、早く。ここでイッちゃったら、もう続きはやめ……」
 そう続けようとすると、
「なるっ! ……なりますっ!」
 と涼子が叫んだ。
 汐里がどんな言葉を落書したかは涼子からは見えない筈だが、街の汚い壁のような扱いを受けた時、遂に心が折れたのかもしれない。
 保彦はペンを抜き取ると、男茎の先端を秘所に当てがった。
「え? なんですって? ちゃんと言ってくれよ、涼子っ!」
 横目で見ると汐里がしっかりとスマホを掲げている。撮影されているのは涼子もわかっているはずだ。
「……ど、奴隷になるっ! なるわっ……だ、だから……、い、挿れてぇっ」
 しかしカメラに向かって明言した。これを見届けると、保彦は雄叫びを上げて涼子の中へ入っていった。
 密壺の熱さと潤いが、さっき犯した時とは雲泥の差だった。淫らに絡みついてきて、一度入った保彦を離そうとしない。
「ほら、中出しするぞっ、涼子。……生チンポでイクんだっ」
 あまりの吸着にとてもではないが律動はできなかった。ドンッと思い切り打突するインパクトに達する前、密道を突き進んでいる時から射精が始まっていた。


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