第二章 報復されたシングルマザー-22
「こんなエッチなカラダをしてる宮本マネージャーが悪いんですよ。思った通り気持ちよすぎるオマンコだ。本当に、最低に淫乱なカラダですね。もう、これはレイプなんかじゃありませんよねぇ?」
我が身を「最低」と評されて、涼子は目の前の卑劣な強姦者を呪い殺したかった。だがその衝動すら嘲笑うように亀頭で壁を何度も擦られた挙句、
「まだまだ時間はありますから……ねっ! っと!」
また渾身の一撃を体の底に浴びた。土橋の律動が止まる。静止した幹を貪欲に締め付ける襞壁が、幹の中心を何かがせり上がってくるのを感じ取った。
「う、ちょ、……、や、やめてっ」
夫にレイプされた時、男茎が最後に見せた挙動と同じだった。
「ほおらっ!」
「きゃぁあっ!」
先端から溶岩が発せられているのを感じ、涼子は遂に女性ならではの悲鳴を上げた。
「おおっ……、おうっ……、な、中出しされてま、す……よっ! み、宮本マネージャーっ! おおっ! チ、チンポ溶けそぉ……」
文字通りの「中出し」だった。怒涛が子宮を守る柔壁の穴から神秘の室へ流れ込み、収まり切らずに溢れてくる。
「……やあっ、な、これ……、なにこれ……。やあっ、も、……なに……」
バストで二度思い知らされたと同じく、どれだけ待てども噴射は収まらなかった。
腹の中が熱くなる。胎内で受け止めてみると、出されているというより浸されていると言ったほうが適切な、内壁から全身へと沁みわたってくるほど苛烈な噴流だった。
初体験からの性経験。
そして人生の記憶から葬り去りたい夫によるレイプ経験。
それら経験なんて土橋の肉塊の前では全く無意味に吹き飛ばされて、涼子は腹がいっぱいになるまで劣情を注がれる中、全身を波打たせて目眩く絶頂に達していた。
「ああっ……。ま、や……まってっ!」
涼子の声が会議室に響く。
「ん? マネージャー……きた? こう、……こうでしょ? ね、イッてイッて? 早くっ!」
相変わらずテーブルに拘束されたままの涼子を、汐里がシックスナインの体勢で覆いかぶさっていた。脚を広げた涼子の股間へ、かぶりつきで顔を寄せている汐里が、クリトリスをイジる手を早めた。
「んっ、んんっ!」
「ちょ、マネージャー……、暴れすぎ。何なの、もうっ」
汐里が涼子の花唇を全開にすると、左右の花弁を啜り、「んあっ、すごっ……、まだ出てくるよぉ……」
注ぎ込まれた精液がまだ垂れてきたのを、幸せそうにジュルッと吸い取った。
保彦はチェアに座って二人の様子を鑑賞していた。
涼子とのセックスは期待通りの快楽に満ちたものだった。土橋から見れば年下だが、保彦から見ればかなり年上の女は、熟女とのセックスを楽しんだ、程度の快楽ではなかった。
奇跡的なほど若々しさを保っている肢体には、歳を重ねるごとに培われていた淫らさが密んでいた。しかも気位は高い。
そんな女の膣内を大量の精液で汚してやったのだ。今となっては、社内で声をかけられて馬鹿にされたことすら、この快楽を嵩増ししてくれる「フリ」だったのか、と皮肉たっぷりに礼を言いたくなる。
生姦を果たすや律動を再開し、絶頂を繰り返すキャリア美女の嬌声を何度も聴かせていただいて、二度目の毒汁の注入を行った。爛熟してボリューム感のある下肢にはそれでもまだ足らぬだろうと、涼子が絶頂からも膣内射精のショックからも立ち直っていない間に、間断なく打突を送って、そのまま三度目の爆発をお見舞いした。
最高の獲物を前にした時の土橋という男の精力は計り知れない。「いや俺はここまでクソエロくないぞ」と、あまりの貪婪さに引いしまうほどだ。
だが汐里を犯した時もそうだったが、一度土橋の暴走に身を委ねてしまうと、何発か連続で爆発させなければ到底制止できるものではなかった。涼子を三連発で犯し終えても、たった三回じゃないよな、とビクビクッと肉棒が暴れる。
ガッつきすぎだろ、かなりの早漏のくせに。
いや、射精しても全く萎えないのだから、そんな性質を表す言葉は土橋という男には全く無意味だった。
しかし涼子は嬌声を漏らしながらも、まだ自ら土橋を求める言葉を吐いていなかった。素晴らしい自尊心。土橋の体が壊れるのと涼子のプライドが壊れるのとどっちが先か、そんな楽しみを見出して四回目に突入しようとした矢先、突然上躯に抱きつかれた。汐里だった。
「やあっ、……、お、おねがいっ」
汐里は涼子の腰に掛けていた保彦の手を取ると、自分のバストに押し当て、揉むように催促してきた。その瞳は土橋の部屋で犯され続けた朝方と同じように淫らに燻んでいた。