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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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一緒に居る幸せ-3

下校をする制服を着た人たちの姿も徐々に見かけなくなり、ようやく…と私はすかさず彼の腕を両腕で掴み、横顔を彼の肩に寄せる。

「やっと落ちついたね、もぅー待ちくたびれたよ。」
「…まぁ、こういう事があるから価値があるんじゃない。」

意外と冷静な考え、まぁ一理あるけど。

「でも今日一日辛かったわ、同じ授業受けてるのに、一緒に居る気がしなくて。」
「僕もだよ、これが毎日だとちょっと問題だね。」
「ちょっとじゃなくて大問題よ。」
「そうだね、……じゃーもう少し積極的に、一条君達にも協力してもらって。」
「ふふ、それは良いね♪」

それから私は本題に入る。

「えっ?アウトレットモールに?」
「うん!色々とお買い物したいから。」
「そっかぁー。」
「…駄目?」
「ううん!行こうよ!アウトレット、いだだ!舌噛んだぁ。」

可愛い。


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