葵の父親-4
「どう?制服に隠れそう?」
と心配そうに奈々子を覗きこんだ。
奈々子は鎖骨の下で微かに揺れるお互いのアルファベッドに触れる。
「大丈夫みたい!」
そう言われると葵は嬉しそうな表情で、チュッと軽くキスをした。
「よかった・・・。」
葵はそう耳元で呟くと、今度は長く唇に触れ始めると、
すぐに吸い付く様に、貪る様に、ねっとりと濃い口づけに変わる。
お互いの舌を絡め、ふと離れると透明の糸が二人を繋いだ。