投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

年下カレシ
【女性向け 官能小説】

年下カレシの最初へ 年下カレシ 257 年下カレシ 259 年下カレシの最後へ

葵の父親-36

――状況が一転したのはその日の午後だった。

昼の休憩時間も休憩室には行きたくなかった。

内科のナースと会いたくないからだ。

食堂でコーヒーとサンドイッチを一切れ食べると、

奈々子は一人きりに慣れそうな屋上へと向かう。

今日は曇っているからそんなに人はいないはず。


休憩室に通りかかると、中から怒鳴り声が聞こえてきた。


どうしたんだろう?誰か喧嘩してるのかな。

そう思いながらこっそり覗きこむと、

再び白衣を着た男がドアの前に立ちはだかって声を荒げていた。

白衣って言う事はドクターか。誰か何かやらかして、怒られてるのかな?

そう考えて奈々子は再び歩き出そうとした時、ふと信じられない光景が目に入ってきた。


婦長に向かって誰か怒っている。いったい誰が・・・?


「君はこの仕事を一体何だと思っているんだ!」


婦長は目を見開いて驚いている表情をしている。


「人の命を何だと思っている。こんなくだらない事をして、恥ずかしくないのか?!」


奈々子は中の様子をもっとよく覗いてみると、

休憩室には婦長と特に仲のいい内科のナース2人と婦長と、

この怒っているドクターだけだった。


(何なんだろう・・・?こんなに怒りっぽいドクターなんていたっけ、

でも婦長が怒られるなんて珍しいことがあるもんだな。

でも私には関係ないか、もうここ辞めるって決めたもん。)


年下カレシの最初へ 年下カレシ 257 年下カレシ 259 年下カレシの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前