凌辱姫-6
けれども心のどこかでは、これは私の望んだ行為ではないという思いもありました。
城下町で出会ったピクシーにあやつられ、私はこんなふうに魔物に凌辱されているのだ、と。
翌日の夕暮れを待って、ベラはもう一度バザーにおとずれました。
そしてピクシーのところへ行って、夕べ渡した髪の毛を返してほしいと言うつもりでした。
しかし、どれだけ探してもピクシーのテントが見つかりません。
もちろん髪の毛の行方もわかりません。
「一体どこへ行ってしまったのかしら」
途方に暮れるベラは城に戻って考えました。
そして大切に残しておいた禁断の果実の種を見つめます。
昨夜の出来事は悪夢というしかありませんでした。
それなのにベラは、あの素晴らしい快感をまた味わってみたいと思うのでした。
賢いベラは魔法を唱えました。
すると種が割れて芽を出したかと思えば、それはたちまち赤い果実をたわわに実らせました。
「これを食べれば、私は……」
いけないことだとわかっていても、ベラはもう淫らな衝動を抑えることができません。
林檎のような果実を手に取ると、無我夢中で果肉にかじりつきました。
「あぐ……はぐ……」
禁断の果実はあっという間にベラの中に吸収され、小さな種だけが残りました。
「私は王女でありながら罪を犯してしまいました。だから私に重い罰をあたえてください」
そんなふうに天に祈ると、ベラの体に異変が起こりました。
あの、めくるめく色欲(しきよく)が内側から湧き上がってきたのです。
ベラはすぐに地下室に向かい、新たな魔物を召喚しました。
植物の形態を持つマンドレイクです。
彼らは七体であらわれ、鳴きもせずにベラのまわりを取り囲みます。
「さあ、私の中に入ってきてちょうだい」
主人の合図に反応したマンドレイクたちが、無数の触手をうねらせてベラにおそいかかります。
手首に、足首に、腰に、胸に、口の中に、太ももに、体中を這いまわる触手がベラの自由を奪います。
そして着衣を剥かれたベラのクリトリスを愛撫して、いよいよ膣内に侵入します。
ぐちゅっ、じゅぷぷっ、ずぶぶぶぶ……。
「ああああ!」
しっかり濡れたもの同士が交わる音と、体を犯される少女の叫び声。
おびただしい数の触手の一本一本が、ベラの神経をどろどろに溶かしていきます。
膣を貫かれるたびに、ベラの小さな体は浮き沈みを強いられます。