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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第15章 バイヤーの要望-4

第15章 バイヤーの要望(4)

 所長はマヤとサキに訪ねた。
「捕まえた者はどうなるするのかね。まだよく知らないのでね。……うん?マヤさん……サキさん?」
 所長は最近赴任してきたので、過去のことはくわしく知らないようだ。
「これまでの場合、男たちは金玉を抜かれたり、人工骨をチンコの中に埋め込まれ常にビンビンの状態にされたりして、海外に売られていきました。……ホストクラブやゲイバーへの用途として売られていくのは最高に幸せな部類でしたが……ほとんどは、サドの女性のサーバントとして、……つまり、オナニー用のバイブ代わりだったり、憂さ晴らし用におしっこを飲まされたりやウンチを食べさせられたりといった奴隷としてね。……まぁ、もともと男は数は少ないのです。……まぁ、久しぶりに、あの大野が売られていったのが最近ありましたが……」
 サキが応えた。
「やっぱり女たちの方の要望がおおいのよね。たいていは海外の売春施設に高額で売られていくみたい。……依頼人の注文では、妊婦の希望がやたらに多いわね。小柄な東洋人の妊婦と交わるのを好む人が多いみたいで、妊婦は高額で売れるわ」
 ファイルを繰りながらマヤが続けた。
「妊婦はそんなに人気なのかね?」
「女は牝!……そうしか見ない巨漢の男たちは、……竦み上がって怖がり、逃げ惑い、泣き叫ぶ孕み女を押さえ込み、小さめの上品な肉壺に巨根を打ち込むのが何よりの快感らしいのよね。だから孕んだ日本人は大変な人気があるんです。そして恐怖から上がる悲鳴を楽しみながら、巨根によって目一杯拡げられていく肉壺の快感に大満足するんだそうです。……その一方で、巨根を恐れ、経験の無かった女たちは、初めての巨根の挿入を味わってしまうと、この上ない女の悦びに悶えるようになり、四つん這いになって、大きな孕み腹を前後に揺らしながら、よがり狂ってのたうち回るのだと言ってたわ。まあ、そのアンバランスな姿を求める輩が多いみたいね」
 今度はサキが答えた。サキには卑猥な俗称を使うよう言われていた。上品な顔立ちに似合わない下品な言葉を使うアンバランスを所長は好んだのだ。マヤにも同様のことを命じたのだが、マヤは拒絶した。上司や同僚には使いたくないとのことで、理由は答えなかった。ただ、ユキやレミ、新藤や山本には使うことも多く、それによって、性欲が昂進するのを楽しんでいたようだ。卑猥な俗称の使用は、脳内麻薬のような効果があるのかもしれない。
「そうねぇ、特に妊娠後期だと、もうそれだけで評判となり、……挿入希望の男たちの行列ができるまでになると聞きました」
「それで、産み月が近づいて赤ちゃんを産むともなれば、女を飼っている店にとっては願ったり叶ったりでね。……お産のしるしがあったら、……あっ、所長さんは、赤ちゃん産むところ見たことあります?」
 サキが興味深げに問うた。
「いや、そのような経験は……」
「こんど是非見て下さい。……お産が近づくと、しるしって言って、肉壺からべとついた気持ちの悪い、茶色の水みたいのが出てくるんです。……そうすると、店の人たちは、真っ昼間なら広場で、……夜ならライトの点いた体育館のような場所に女を連れて行くんです。……そして、一段と高くなったステージの上で、女は大股開かされて椅子に縛り付けられるんです。大勢の老若男女を前にして。……もう、見世物ね。……ステージの上の女は、産みの痛みに苛まれながら、掛け金を払ったお客に、順番にマンコを好き放題弄りまわされながら産み落とすんだそうです。……弄くっているときに産まれた人には、賞金が出るんですって……だから、男も女も関係なく自分の番の時に産まれるようにと、おサネを抓ったり、肉壺に手を入れて拡げたり……それはもう……さんざんな目に……」
「ひどい話だね。本当だとしたら……」
「ホントよ。……産む時って、ほら、気張るでしょ。……だから、力むたびにマンコの割れ目からピンクの肉が盛り上がってくるんです。そのときに赤ちゃんが出てくる代わりに、チョロッとおしっこをチビッたり、ベトッとウンチも飛び出しちゃうんです。……弄くってる人はそれを身体に浴びながら必死なんだとか……最後は、肉壺の口がパツパツに拡がって、ついには裂けて、赤ちゃんが出てくるですって……神聖な儀式というより、祭の一興のようなものかもね」
「それに、産まれた後の、胎盤を引きずり出す権利は、凄い倍率の競争なんだとか。……この上ない価格で売れると言ってたわ。……だけど、子供を産み終わった女には尊厳など無くて、椅子に縛り付けられたまま、酒に酔った父親が子供たちに面白半分に性器教育をするモデル代わりに使われたり、年端もいかない子供に木の棒を突っ込まれたりすることもあるのだとも言ってました」
 マヤが補足した。
「そうだったわね。……半年前に売られていった女は、赤ちゃん産んだっていうのに、いつまでも、ほっぽらかされていたら、酒に酔った年寄りがやってきて、女の前に子供を集めたんだって。……そして、マンコの回りに生えている毛を一番たくさん集めた子には日本円にして十円、一番長い毛を持ってきた子には二十円をくれてやると言ったところ、……我先に飛びつき、瞬く間に綺麗に毟られたと言う話もしてたわ」
 所長は、ゴクッと唾を飲んだ。
<第15章 バイヤーの要望(4)おわり この章つづく>


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