投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

離婚夫婦
【熟女/人妻 官能小説】

離婚夫婦の最初へ 離婚夫婦 29 離婚夫婦 31 離婚夫婦の最後へ

恋心ふたたび-4

「はっはぁぅっ、はんはんはあぁん」
 ピストンを始めると、腰の動きに合わせて真樹子の喘ぎ声があがる。呪縛から解き放たれたか、これまでには見たことの無い真樹子の姿がそこにはあった。
 挿れながら、尻の肉を掴み大きく広げる。尻の割れ目に見え隠れしていたアナルも完全に剥き出しになり、豊川の眼下に晒される。
「あぁっ、お尻の穴が見えちゃう。ああっ、恥ずかしいから見ないでください」
 かまわずそのまま突き続ける。
「ああっ、お願い。正常位で、イカせてください」
 真樹子はお互いの顔を見ながら絶頂を迎えたいと言う。
 豊川としては、この卑猥な格好をもう少し楽しみたかったのだが、真樹子の言う通り互いの目を見ながら果てるのも悪くない。いや、寧ろ興奮する。
「ああ、もうダメ。イキそう、イッいいですか。イキます、イクイクっーーー」
 真樹子が先にイッた。
「うぅ俺もイクよ」
 はあはあと息絶え絶えの真樹子の腹の上に発射しようと、鈴口を向ける。その瞬間、朦朧とした真樹子がチンポを掴み、口を近付けた。
 どうやら口で受止めたかったらしい。しかし、寸分間に合わず、第一波は真樹子の右頬にヒットし、第二波以降を口で受止めた。

 熱い一戦が終わり、互いに汗ばんだ身体をシャワーで洗い流した。
 互いの性器を洗い合い、時には唇を合わせ、歳の事も考えずイチャイチャと楽しいシャワータイムを満喫した。
 豊川にしてもこのような戯れは、もう20年以上前に当時の恋人としたことがある程度で、ほとんど記憶にない。
 照れくさい思いもあるが、年甲斐もなくはしゃいでしまった。
「こんなことするのは久しぶりだよ」
 豊川は真樹子に身体を密着され、泡立てたボディーソープでチンポをしごき洗いされている。
「そうですか?軽く流す程度という方が多いですけど、わざわざリクエストされるお客様もいらっしゃいますよ」
 望未との新婚生活当時は、何度か一緒に風呂に入ったものだが、バスルームでのプレイはした覚えがない。
 奈津美に至っては、断然一人で風呂に入りたい派なので、同じ空間にいることすら無かった。
 ボディーソープのヌルヌル感が、いやらしい雰囲気を誘う。自然と身体を密着させ、互いの感じやすい部分に手が伸びる。
 豊川は、ボディーソープのぬめりを利して、真樹子のクリトリスをこすり上げた。
「はぁぁぁぁっ」
 既に恥じらいのリミッターが切れた真樹子は、遠慮なく声を出す。これまでは仕事であると自分に言い聞かせていたのか、ここまで乱れることは無かった。
 バスルーム特有のエコーがかった声の反響に、二人の興奮度は増加する。
 クリトリスへの愛撫を受け続ける最中、真樹子は執拗に豊川の唇を求めた。より強い快楽に襲われるたびに、唇を外しあられもない喘ぎ声を出している。
「あぁん、ああぁぁーっぅ」
 眉間に皺を寄せ快楽のすべてを感じ取ろうとしているようだった。
「お願いです。イク時はこっちでイカせてください」
 かなり限界に近いのだろうか、絶頂は生ハメで迎えたいと懇願してきた。
 豊川は、バスルームですることは好きではない。滑ったりして安定感が無く、落ち着かないからだ。
「ごめん。盛り上がってるのに申し訳ないんだけど、どうも風呂場でっていうのが苦手で・・・・・・ベッドでいいかな?」
「はい」
 真樹子は潤んだ目で答えた。

 脱衣場では真樹子がタオルで丁寧に水気を取ってくれた。豊川もぎこちないながらも真樹子の身体を拭いてみた。
「ありがとうございます。でも、ちょっと盛り下っちゃいましたね」
 最初、そのまま挿入にまで至らなかったことが不満だったことに対するチクリとした一言かと思ったが、真樹子がそんなことを口にするはずもない。
「小っちゃくなっちゃてるから、もう一回大きくしますね」
 そう言って、半分に萎んでしまったチンポを口に含む。
 そう、勃起状態を保てなかった自分に対して反省をしていたのだ。豊川は真樹子の献身性と気遣いにあらためて感心させられた。
 チュパチュパと絶妙な舌の動きで責められ、ものの1分程で回復。その反り具合を確認し、ニコリと笑う。
「じゃあ行こうか」
 腰に手を回し、ベッドに向かうところで時計に目をやった。80分を経過している。残り時間は40分となった。ここまで盛り上がっていながら、時間に追われるのも嫌だ。
「あのぉ、言いにくいんですが・・・・・・」
「何?」
「勝手なお願いなんですが、もう1時間延長していただけませんか?もちろん、お代はけっこうですので」
 豊川の心を見透かしたかのような言葉を、絶妙のタイミングで投げ掛けてくる。この辺のセンスと言うか、とにかくこちらの気持ちを読んでいるかと疑ってしまうぐらい絶妙。
「俺もそう思っていたところだよ。お金のことは気を遣わないでいいから。その分、思いっきり気持ち良くさせてもらえれば」
「ありがとうございます。私のカラダを好きにしてください」
 男冥利に尽きる一言。この言葉を選ぶ真樹子のセンスに脱帽した。

「長い時間ほんとうにありがとうございました。延長までしていただいて、・・・・・・」
 延長の時間もあっと言う間に過ぎていった。
 身支度を整え、普段の姿に戻った真樹子は、普通の主婦にしか見えない。先程まで全身性感帯の如く悶えまくり、男の精液を喉を鳴らして味わっていた女には全然見えない。
「豊川さんと知り合えて本当に良かった。ありがとうございました」
 深々と頭を下げ、ドアを閉める。その瞬間、
「あの・・・・・・」
「ん!?何?」
「あ、いえ、お身体大事にしてくださいね。いつもお忙しそうだから」
「ありがとう」
 周囲の目を気にしてくれてか、念のため周りを見渡してから速足で迎えの車に向かう。ドアを開けるところでもう一度深々と頭を下げてから車に乗り込んだ。

 この姿が真樹子を見る最後の姿となった。


離婚夫婦の最初へ 離婚夫婦 29 離婚夫婦 31 離婚夫婦の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前