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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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13.おっぱい一発芸-2

 『おっぱい太鼓』。 おっぱいをバチにして、大太鼓を乱打したり、或はおっぱいを太鼓代わりにして、撥で激しく叩かれる。 通常の演奏であれば、太鼓を固定しておいて、奏者が動いて太鼓をたたく。 『おっぱい太鼓』は逆で、奏者が撥を振るう場所に『おっぱい』が自ら出向き、奏者に叩いてもらうべくおっぱいを差し出すのが特徴だ。 奏者があさっての方向を向いて撥を振り始めると、慌てておっぱいが移動して、撥におっぱいを叩いて貰いに行く。 おっぱい移動に要する時間や、次に撥が移動する場所は曲によって細かく決められていて、奏者とおっぱいが移動する様子は、それ自体が1つの伝統舞踏といえる。 付け加えて『おっぱいの叩かれ方によって掛け声が決められて』いるため、例えば乱打に併せて『おっぱいぱいぱいぱいぱいぱいっ!』だったり『アンアンアンアンアンアン!』やら『イクイクイッちゃう、おっぱいぱいぱい、ちくちくちくびっ!』といった合いの手が入る。 言葉自体はふざけているものの、合いの手を入れる側は大まじめだ。 声色やら声の大きさやらが決まっており、ちょっとでもずれると『おっぱい太鼓』として不良品のレッテルが貼られ、場合によっては『おっぱい太鼓』の認定が消えることもある。 『おっぱい太鼓』として生きていくためには、一切の羞恥心とプライドを捨て、革と肉製の道具として生きる心構えが必須といえる。

 『おっぱいパンチングマシーン』、或は『おっぱいピッチングマシーン』。 壁に手足を拘束された状態で、おっぱいを思いきりゲンコツで叩かれたり、ボールをおっぱいにぶつけられたりする。 徹底的に柔軟性を鍛えたおっぱいは、殴られたとしても痣になる程度だ。 『おっぱいパンチングマシーン』になったならば、殴られた衝撃の強さをおっぱいで感じ取り、『乳字(尻字の代わりに乳首で文字を書く)』で数値を伝えることになる。 そのためには日々様々な衝撃をおっぱいで、お乳の芯まで体験し、あらゆる刺激を数値化できるようにならねばならない。 鞭、バチ、杵、バット、棒、パドル、キック、パンチ、針、縄、その他諸々……おっぱいをジンジンに苛める、いや、カンカンに鍛える道具には事欠くまい。 『おっぱいピッチングマシーン』も似たようなもので、おっぱいにぶつけられたボールの勢いでもって、ボールの休息を『乳字』で表す器具だ。 バレーボール、ドッジボール、サッカーボール、テニスボール……まだボールならいい方で、クリのイガや鉄球まである。 あらゆる投擲用具をおっぱいにぶつけられることで、速度を判断する『おっぱいセンサー』を身につけたならば、1つの立派な『おっぱい芸』だ。

 
 ……。


 他にも『おっぱい芸』は色々あるらしいが、全部を体験するわけにはいかない。 3日の間、朋美は『おっぱい野球』を中心に『おっぱいピッチングマシーン』と『おっぱいダンス』を、お乳の芯まで叩きこまれた。 みさきが読書する横で、延々と分銅をつけたおっぱいを回転させる。 みさきが昼寝する隣で、ひたすらピッチングマシーンにテニスボールをおっぱいにぶつけられる。 みさきが『おっぱいノック、1000本』と指示だけだして食事に出かけてから、3時間に渡ってボールをおっぱいで挟み、抛り、全力で腰を捻っておっぱいバッティングする――。

 そんな時間を経るうちに、朋美の感情に灰色の塵が積もっていった。 目的もなく、ただ笑われるためだけにおっぱいで激しく運動するのは、辛い。 辛すぎる。 無視されるのはもっと辛い。 おっぱいを鍛えているのに、誰も監督してくれないのは、つまりトレーニング自体に意味がないからだ。 お乳を搾る搾乳環と比べれば、痛み自体は少ないかもしれない。 けれど『おっぱい芸』に取り組まされるとき、朋美は胸がジクジクする。 お乳をだすために『搾って搾って搾り抜く』方が、『嗤われるためにお乳を使う』のと比較すれば、自分にとって納得できる気がする。

 『おっぱい芸』よりも『乳搾り』がいい……朋美のおっぱいを、お乳がでるように鍛えて欲しい。 今までも散々搾ってもらっていたけれど、今度こそお乳がだせるように、自分の大きくてだらしない、お乳がでないみっともないおっぱいを、搾って搾って、搾り抜いて欲しい……。

 3日目の午後、朋美は意を決してみさきに自分の気持ちを告げた。 もっと搾って、ギュウギュウに、いやカンカンに搾って、搾って、搾り抜いてください。 どんなおっぱい訓練にも頑張ります。 反省乳搾りもいっぱいするから、『おっぱい芸人』ではなく『おっぱい星人』を目指して、朋美のだらしないおっぱいを鍛えて欲しい、一生懸命言葉を紡ぎ、おでこが地面に着くまで、いや、乳根がひしゃげて地面に密着するまで頭を下げた。

 しばらくみさきは黙っていたが、やがて地べたに貼りつけた朋美の顔を、爪先でもちあげる。 『今までどれだけ頑張っても出なかったのに、今更おっぱい星人を目指すのか』『素質がないし、根性もない。 そもそもおっぱいの才能がないから、普通の方法ではムリ』『仮におっぱい星人を目指すなら、射乳にはおっぱいがもげる覚悟が必要』などと高いハードルを示すみさきに、けれど朋美は燃えるような眼差しを向けて首肯する。

 『朋美の大きいだけでだらしない、お乳のでないおっぱいを、ギュウギュウ、いえ、カンカンに……朋美のおっぱいがもげるまで、搾って搾って搾り抜いてください!』 

 そこには惰性で『おっぱい乳搾り』を請うていた過去の朋美の瞳にはないもの――如いていえば『おっぱい搾りに対する朋美自身の本物の意志』――が、確かに熱くたゆたっていた。 


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