12.おっぱいイジメ-2
13時。 昼食、セルフ乳搾りを終え、いつもなら特訓乳搾りが始まる時間。 朋美は乳房を慣れた手つきで鉄枷に嵌めこみ、搾乳装置に固定されるのを待っていたのだが、この時間は様子が違った。 部屋に入ってきたみさきは、普段のボンデージ・スーツにカチューシャではなく、真っ黒な革製ボンデージを纏っている。
「朋美さん。 お乳搾り、どうですか?」
漠然とした質問。 けれど朋美は間髪いれず返答する。
「はい! 朋美の大きくてだらしない、お乳がでないおっぱいを、搾って搾って搾り抜いていただき、嬉しいです! 朋美、おっぱい搾られるのが大好きな変態です。 認めますっ」
「いいお返事です」
みさきの傍らの籠には、鞭、棒、パドルといった穏やかでない器具が並んでいた。 戸惑う朋美に対し、みさきは朋美のおっぱい成長ぶりを褒めてから、今日の午後は特別メニューに以降する旨を告げた。
「朋美さんが、まだお乳がでないのは、お乳搾りに頼り過ぎているからです〜。 これからは、もちろんお乳搾りも大切に継続しますけど、ときどきはお乳搾り以外もチャレンジしましょう」
「お乳搾り以外……ですか……」
チラリ、不安そうに籠を眺める。
「約束事は1つだけ。 私が朋美さんのおっぱいに色々してあげます。 だから朋美さんは、兎に角、感謝の気持ちを言葉と態度にあらわしてください。 まだお乳がでないなんて、朋美さんのおっぱいは当初の予想より遥かに重症です。 わざわざ特別メニューを組んであげてるんですから、その意味を十分に考えましょう」
「は、はい! 朋美はお乳がでない、みっともないおっぱいです。 さもしくて、すぐ乳首が勃起する変態おっぱい、どうかおっぱいの芯まで、搾って搾って、搾り抜いて下さい。 ありがとうございます!」
「あのねぇ。 搾る以外の刺激っていいませんでした?」
「あっ……も、申し訳ありません! 朋美、おっぱいを苛めて欲しいです。 朋美の変態おっぱい、色々してください。 どうか大きいだけでだらしない、あさましいおっぱいからお乳が出せるように、おっぱい特訓をお願いします!」
すかさず返答する朋美は、答え方も分かってきたようだ。 最近では答え方を注意される場面はめっきり減った。 何しろ少しでも『おっぱい星人』らしくない言葉遣いをすれば、睡眠時間を延々削るペナルティ乳搾りが待っている。 その上にみさきは『態度がなっていないなら、おっぱい検診をやり直す』と宣言していた。 あのおっぱい地獄を再び味わうことに比べれば、みさきに迎合し、媚び諂うくらい何でもない。
「そうね。 時間ももったいないし、早速特別メニューをはじめましょうか」
そういうと、みさきは朋美を水車用の枠から外した。 おっぱいの付根を搾る3本の鉄環はそのままで、壁際の『人型枠』へと連れてゆく。 木片を『✕(バッテン)』に組んでから枠で囲った『人型枠』は、木片の両端に手枷、足枷がついていて、ヒトを『大の字』に固定できるようになっていた。 みさきの成すがままに手足を拘束され、朋美は『人型枠』に貼りつけになる。 鉄環で搾られた寮の乳房は、鉄環の効果もあって、パンパンに、いやカンカンに膨らんでつっ張っている。 換言すれば、薄く鬱血して青みがかった肉塊が、垂れることなくロケットのように突き出ていた。
朋美の正面に仁王立ち、籠から一本鞭を抜いて構えるみさき。 薄々わかっていたものの、朋美もこれから自分がどうなるか確信が持てた。 みさきが持ってきた籠には、朋美のおっぱいを苛める道具が詰まっている。 それらの道具に対し、朋美は無防備な乳房を晒し、ひたすら痛みに耐えさせられる。
「いきますよぉ。 感謝の言葉と態度、忘れないでくださいね」
「は、はい!」
大きな声で返答するものの、流石に鞭を構えたみさきを前にして、目を開けたままではいられない。 ギュッとまぶたを瞑った直後、ヒュッ、風をきる音がして、
ビシィッ。
「つぅッ!」
激痛に朋美は小さく呻いた。 薄目をあければ、右乳房の上乳に真っ赤な蚯蚓(みみず)腫れが刻まれている。
「いっつ……」
「ほらぁ、御礼はどうしたんです〜?」
ビシィッ!
「あぐっ!」
一発目より、あきらかに激しく弾ける鞭。 一発目で蚯蚓腫れができた、まさにその場所を再びぶたれたため、一発目では辛うじて我慢できた悲鳴だったが、今度はあっけなく、結んだ唇から漏れてしまった。