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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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過去との決別-1

葵からメールがあったその日のうちに二人は会う事になった。

奈々子は遅番で帰りが遅くなるので、葵にはゆかりの家で待っていてもらう事にした。


昨晩の二日酔いが一気に吹っ飛ぶ。

話があるって、もしかして元カノと復縁するから別れようって言われるの?

それとも、元カノとは何もないよって言ってくれるの?

両方の思考がグルグルと頭の中で回る。


早く仕事終わって!!!
そればかり考えていたが、仕事をおろそかにしては看護師失格だと自分で叱咤激励

しながら、なんとか勤務時間を終えた。


その後20時ちょうどになると、誰よりも早く「お疲れさまでした!!!」

と残業を任されないように小走りでナースステーションを後にする。

後で聞いた話、この時の奈々子の顔はまるで決死の覚悟で戦争にでも行く侍のような

険しい顔をしていたらしい。


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