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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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葵の決意-19

葵が気がつくと、彼はベッドに寝ていた。


ここは何処だろう?全く知らない部屋で葵は目を覚ます。

外はザーザーと雨の音が響いていた。

どこかからご飯の良い匂いがしてくると、ぐぅと腹が鳴った。


こんな状況でも腹が減るんだな、と思ってしまった。

すると見たこともない女が目の前に現れた。


「あ、目覚ました?」


葵が起き上がろうとすると彼はパンツ一枚で横たわっていた事に気がつき、不審に思う。

とっさに女は弁解した。


「昨日の夜の事覚えてる?君倒れちゃって、

住所も何もわからないからとりあえず家に運んだの!おかげで筋肉痛よ・・・。

それに雨降っていて服が濡れちゃってたから、

風邪ひくと大変だから悪いけど脱がせちゃったのよ。

服は洗ったから乾いてるわよ。枕元に置いてあるでしょ?」

「・・・ありがとう。」

「うち男の物の服なかったから替えなくって。

早く服着て朝ごはんでも食べない?お腹鳴ってたでしょう?」


女は笑顔で葵にそう言うと、キッチンへと戻って行った。


葵もいつもと違う匂いに包まれた洗い立ての服に袖を通すと、

彼女の去っていった方へ向かった。

テーブルには簡易的な朝食が乗っていた。


「簡単な物しかなかったけど、ないよりマシでしょ?食べて。」


そう言うと、女はテレビをつけて朝食を取り始めた。


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