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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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初めての彼女?-4

その姿を奈々子はつい、見つめてしまう。

口元に手をあてながら何にしようかと迷う葵が愛おしくてたまらない。

メニュー表を持つ大きなこの手が自分にいつも優しく触れてくれていると思うと、

嬉しくてたまらない。

家族の愛情に触れられないのなら、自分が精一杯彼を愛してあげたい。

奈々子はそう思って葵を見つめていた。


するとそんな様子に気がついた葵は照れたように奈々子に言った。


「そんなに見つめないでよ、選べないじゃん・・・。」

「えっ?!あっ、ごめん!!」


奈々子は焦って我に返り、メニュー表で顔を隠すように俯いた。


それから段々とカフェは仕事帰りや学校帰りの人たちで満席になっていき

ガヤガヤとあちらこちらから話し声が聞こえてくる。

そんな時、頼んだジュースを飲みながら、葵は奈々子に改まって切り出した。


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