6.おっぱい自主トレ-2
『……ですって。 そういうわけで、あとはよろしく』
コクリ、頷く机上のメイド。 お茶が注がれた朋美のカップに、再び股間を近づける。 右手はおっぱいに、左手はオマンコを拡げながらなので、小さなテーブルの上を動くだけでも一苦労だろうに、そういう大変な気配はまるで見せない。 フルフルと膣を揺らすうち、中から白い塊が顔を覗かせた。 丸型に固められた砂糖だ。 膣口をウネウネさせるうち、ポロン、コロン、ちょうど2粒の角砂糖がカップに収まる。 続いてメイドはヨチヨチと向きを変え、お尻をカップにもっていった。
朋美の真正面にあるお尻は、閉じているべき菊の蕾が完全に拡張されて開いていた。 肛門の皺がぴちぴちに伸び、そこには小ぶりのレモンを半分に切ったものがピッチリ収まっていて、いつでも搾れるように汁気を湛えている。 レモンの大きさは、小さいとはいえ直径数センチはあるわけで。 クポリと嵌った卑猥な光景に朋美があっけに取られる中、ギュッ、締めた肛門からちょうどいい量のレモン汁が、カップの中に滴った。 クルリと朋美に向きなおり、何度目かの会釈をするメイドの女性。 目の前には、淹れ方さえ度外視すれば、美味しそうなお茶が控えている。
ヒトが排泄した液体を飲む……現在の訳が分からない状況に陥る以前なら、朋美にとって有り得ない行為だ。 けど、今は全てが有り得なさ過ぎて、もしかしたら尿を飲むくらい、全然マシな行為かもしれないとすら朋美には思えた。 すぐ目の前に一息に呑んだみさきがいるわけで、こうなれば自分だけ飲まないわけにもいかない。 カップを口に当て、目を閉じ、息を止め、グイッ……朋美はみさきにならって一息でお茶を飲み乾した。 ちょうどいい温さ、味、量……苦味が混じった酸味に、渋味が混じった甘味を経て、ここちよく喉から胃に抜けていく液体は……心から美味しいといえる味だった。 ただし出所さえ考慮しなければ、の話ではあるけれど。
朋美も、みさきからも『おかわり』はなかった。 メイドはそれまでずっと膣を拡げて待機していたが、おかわりがないということで、静かに机から下りる。 ピンヒールを履きなおし、空になったカップ類をトレイに戻し、深々とお辞儀をしてから出て行った。
さて、時刻は15時20分。 次の特訓開始が16時ということは、まだ十分に時間がある。 一瞬『もしかして40分休ませてくれるかも』と思った朋美は、まだまだここの恐ろしさをお乳の芯から理解できていない。 みさきは、メイドが出るのと入れ替わりで立ち上がると、
『さあ、セルフトレーニングをはじめましょうか♪』
にこやかに朋美へ告げたのだった。
……。
「ただ搾ってもらうだけだと、どうしても受け身になってしまいます。 本施設で特訓を受ける方には、何としても本願成就して、立派な『おっぱい星人』になってもらわなくちゃいけませんので、定期的に『自分の』『自分による』『自分のための』、おっぱい訓練の時間を持っています。 昔の言葉でいうと、for yourself、by yourself、of yourself、っていうらしいです」
「……」
朋美は無言でうなずく。 for yourself、by yourself、of yourself 、なんて勿体ぶられても、そんな言葉は全く知らないから、どう反応していいか分からない。
「私たちがお乳を搾ってしまうと、ついつい甘くなってしまって、お乳が鈍る(なまる)ことがあるんですよ。 だから機械中心で搾っているんですけど、これも弱点があります。 本当はもっと搾れるはずなのに、機械は限界を見極めてはくれません。 じゃあ誰に限界が解るかっていうと、そんなの、自分に決まってますよね」
ポンポン、ようやく特訓の痛みが引き始めた乳房を、みさきは軽く叩いた。 乳房は鈴なりの果実のように、ぽよん、ぽよんと撓(たわ)んで弾む。
「だから、一瞬でもいいので、自分で限界を引き上げましょう。 それが『セルフおっぱいトレーニング』です。 限界を超えて掴むのもいいし、限界を超えて揺するのも、いいおっぱい刺激になります。 振り回したり、圧し潰したり、乳首を伸ばしたり、手が見えなくなるくらい陥没させたりするのも、とってもおっぱいにとっていいことです。 ただ、機械に出来るレベルで満足してたら意味ないから、自分でやる以上は機械より強い刺激を与えましょうね。 でないとペナルティ乳搾りも、反省乳搾りも、色々追加しなきゃならなくなるんで、大変ですよ」