波乱-9
「あっ・・・あなたが悪いんです!!わたくしをこんなに追い詰めるから・・・。
あなたが大人しくわたくしを受け入れれば、こんな事をしなくてすんだのに・・・。」
気がつくと王子はその両目から涙を一筋流していた。
「わたくしは、この国に必要ない存在なんです・・・。
父上も母上も兄上さえいればいいと思っているに違いない。
いくらわたくしが頑張ったって、それは意味のない事・・・。
どんなにもがいても兄上には勝てない・・・。
だからわたくしにはあなたが必要なんですよ、ティアラ・・・。
美しいあなたがわたくしの傍にいてくれるだけで・・・それだけでいいんです。
兄上にはこんなに美しい伴侶を見つけることが出来ない・・・。」
王子はか細い声でブツブツと呟いたかと思うと、ティアラの両脚を持ち上げて、
一気に彼女の十分に潤っていない秘宮の中へ肉棒を押し込んだ。
「いやぁぁぁっーーー!!!」
抵抗する暇もなく、何度も何度も腰を打ち付けられる。
痛みと絶望で、もうどうしていいのかわからないティアラは、叫ぶしかなかった。